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テアニンを含む緑茶の摂取によって2型糖尿病発症リスクが低減される可能性、サントリー食品・九州大学共同研究

2019.08.08

サントリー食品インターナショナルは、九州大学久山町研究室と同社を中心とする研究グループによる共同研究にて、緑茶に含まれる成分テアニン特有の代謝物である「エチルアミン」の血清濃度が高い人では、将来の「2型糖尿病」発症リスクが低いことを明らかにした。

また、久山町研究の結果を踏まえて、同社が実施したテアニンを含む市販緑茶飲料の摂取による人の血清エチルアミン濃度に関する研究では、日常的な飲用が体内での一定量の残存に寄与することを示唆する結果を得た。

テアニンを含む緑茶の摂取が将来の2型糖尿病発症リスクを低減

テアニンは、緑茶の旨味や甘みの素となる茶葉特有のアミノ酸で、摂取後約1時間をピークに速やかに代謝されて、グルタミン酸とエチルアミンに分解される。

従って空腹時の採血では血清中のテアニンを検出することは困難だが、エチルアミンは摂取後24時間以上血清中に残存。この点から血清エチルアミンの濃度を緑茶の摂取量を反映する客観的指標と考えられることに着目し、地域住民を対象とした前向き追跡研究の成績を用いて、血清エチルアミン濃度と2型糖尿病発症の関連を検討した。過去に血清エチルアミン濃度と2型糖尿病発症の関係を検討した疫学研究はなかった。

同研究では、2007年の久山町生活習慣病健診を受診した40-79歳の男女2,957人(受診率77.1%)のうち、保存血清から血清エチルアミン濃度を測定出来た非糖尿病の住民2,253人を7年間追跡した結果、血清エチルアミン濃度の上昇に伴い2型糖尿病の発症リスクは有意に低下した。さらに、肥満およびインスリン抵抗性を有する住民では、血清エチルアミン濃度と2型糖尿病発症の間により強い負の関係を認めた。

この研究結果を踏まえ、同社では健康な中高齢男女を対象に、市販緑茶飲料の摂取による血清エチルアミン濃度の推移に関する研究を行った。その結果、緑茶飲料を継続的に飲用することにより、久山町研究で示された2型糖尿病の発症リスクが低い群の血清エチルアミン濃度を上回る濃度が維持されることが推定された。

同社では、嗜好品であると共に健康飲料としての緑茶の価値を希求すると共に、緑茶の茶葉特有の成分であるテアニンを摂取しやすい飲料の提供を通じて、健康の維持増進に貢献していきたいと考えているという。

構成/ino

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