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事前申し込みで400件突破!飼い主が食べても美味しいドッグフードのサブスクサービスは普及するか?

2019.08.07

保存料、人工甘味料、香料、着色料、遺伝子組み換え食品不使用のプレミアムドッグフードサブスク「PETKOTO FOODS」を開始したシロップ。現在、初回の70%オフキャンペーンの200名枠は埋まり、50%オフキャンペーンを継続して行っているが、合わせて400名の事前申し込みがあった。人気の理由は何なのか、同社の大久保泰介社長に聞いた。

プレミアムフード市場が堅調に伸びるペットフード市場

以前はトイプードルを飼っていて、現在はコーギーを3年飼っているという大久保社長は、「人とペットが共生できる社会」 作りを目指している。

ペット市場は、現在1.5兆円。現在、ペットは2000万匹、飼い主は1500万人いるといわれている。飼い主はペットのために医療費含め年間48万円を出費しているが、この数字は5年間で45%増だ。1匹あたりのペットにかける金額が増えているのだ。

一方、犬・猫は合わせて100種類以上いるが、大型犬は新幹線に乗れないなど、種類によって特性があり、パーソナライズが求められている。大久保社長は自分の犬に合った情報を探したが、特性に合った情報が見つからなかったことがある。

犬・猫の寿命は大体15年程度と言われているが、大久保社長は「人間の100年分が凝縮された人生だ」と話す。

ドライフードは、ペットのフード市場の8~9割を占めているが、「保存料を添加しており、原材料にも疑問が残る」と大久保社長。

同社の提供するペットの飼育プラットフォーム「ペトこと」は130万人の読者がいるが、その中で100名にアンケートを取ったところ、「フードには人間と同じ食材を使ってほしい」などさまざまな声が寄せられた。

ペットのフード市場は3500億円だが、そのうち800億円を高品質なプレミアムフード市場が占めており、3年間で15%増えている。フードの単価が上がっているのだ。そこで大久保社長は、「人間も食べられるフードを作ろう」と考えた。

「米麹」で肉の旨さを引き出し、旬の野菜を使う

現在、リリースしているのは、全米飼料検査協会(AAFCO)の栄養基準を満たしており、子犬から老犬まで全年齢、全犬種に適用した総合栄養食で 、「ビーフ」「ポーク」「チキン」「フィッシュ」の4レシピ。原料の調達は1ヵ月に1度行うので、旬の野菜を採用する。ペットの毛艶を良くする「米油」「フィッシュオイル」や肉の旨みを引き出す「米麹」を使用しているのも特長だ。

例えば、「ビーフレシピ」の原材料は、牛肉、卵、米、ブロッコリー、ニンジン、リンゴ、米麹、フィッシュオイル、米油だ。 食材は今後、変更になる可能性がある。

同社では、「PETKOTO FOODS」を、水分量が75%程度でペットフード協会が定義する「ウエット」と同様でありながら、保存料を使用していないため、「フレッシュ」という新カテゴリーに位置付けている、

個々のワンちゃんのためにパーソナライズされているのが大きな特徴で、顧客は登録時に体重、年齢、性別、ボティコンディション(体型)、行動力(散歩でどれだけ歩くかドッグランでどれだけ走るかなど)、避妊去勢、アレルギーなどを入力する。すると、世界小動物獣医師会(WSAVA)のグローバル栄養委員会創立メンバーで、ニュージーランド・マッセー大学博士のニック・ケイブ氏によるアルゴリズムで、必要なカロリーが出て、どれだけの量を顧客に配送するか決まる。

ワンちゃんは食べ飽きするので4種類を使うことを推奨しているが、アレルギーなどの問題で1種をオーダーした顧客もいる。

1パックずつパッケージにワンちゃんの名前がプリントされている。お客様の元には冷凍されて届くので、冷蔵庫で解凍した後、湯せんで30分温めることを推奨している。完全に解凍されていないと下痢の心配があり、温めることで香りが出るからだ。

同社ではフードの買い替えはハードルが高いため、全額返金保証をしている。決済はクレジットカードのみ。

販売に先立って20匹のワンちゃんをモニターしたが、ほとんどのワンちゃんが食いつきが良く食べ残しもしなかったという結果になっている。 ドライフードをなかなか食べないワンちゃんも食べたなどの声が挙がっている。筆者も実際に食べてみたが、肉本来の旨みがあり、本当に美味しい。

同社によれば、フードの買い替えは(1)病気、(2)年齢、(3)食べ飽きだという。同社では、病気、年齢に関してはサプリで対応し、食べ飽きについてはチーズ、トマトなどのトッピングを提供する考えだ。

アジアNo.1ペット企業を目指して!

今後はアレルギーフリー食(特定のアレルギー成分が含まれていないフード)や、ダイエット向けローカロリー食、キャットフードも開発することを予定している。

「フレッシュフードという新しいフードカテゴリにおいて、読者やモニターを通して直接飼い主からニーズを吸い上げ、PDCAを早く回して効率的に商品開発できるのがスタートアップの強みだと考えています」(大久保社長)。

また、現在は飼い主の判断でデータを入力しているが、行動量などはウエアラブル端末を提供したり、体重・ボディコンディショニングについては体重計をIoT化したりして、データを飛ばさせることを考えている。

早ければ10月には週末開催のドッグカフェを社内に設け、オフラインでもワンちゃんに試食してもらう機会を提供する予定だ。

また、今後はアジアNo.1ペットフレンドリーカンパニーを目指し、アジア展開も積極的に行っていきたいという。冷凍すれば1年もつため、商社などと提携し、まずは国内における物流面を確立した上で、アジアへも輸出できる体制を整えていきたい考えだ。

なお、同社の売り上げの1.2%は、同社が展開する保護犬猫マッチングサイト「OMUSUBI」に寄付される。

取材・文/稲垣有紀

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