
■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!
キャンピングカー人気の勢いが止まらない。
2019年7月20-21日に行われた「東京キャンピングカーショー2019」は、4年連続で来場者が増加。何と2万2983名を記録した。
キャンピングカーへの注目度の高さ、期待度から、ビルダーも意欲的に新車を開発している。
ラインナップを増やしたビルダーも
バンコンを得意とするビルダーがキャブコンを、反対にキャブコンに定評のあるビルダーがバンコンを作成するケースがちらほら。
トラックベースで荷台部分に専用のシェルを架装したものがキャブコン。ビルダーがシェルを作るのでレイアウトの自由度が高く、居住性に優れているのが自慢。一方、バンコンはバンベースで主に車内を改造。レイアウトに制限が生じるが、日常生活での使いやすさが特徴だ。
作り方が違うのでビルダーの苦労がうかがえるが、いろいろなタイプのキャンピングカーをそろえることでファンは選ぶ楽しみが増える。
アンナ
エートゥゼットはカムロードベースのアンソニーシリーズ、ボンゴベースのアミティシリーズなどキャブコンで有名だが、NV200を用いたバンコン「アンナ」(展示車両:395万4320円+税)を発表。
オリジナルハイルーフのおかげで室内高は1670mmを実現し、バンコンにありがちな圧迫感を解消している。3点シートベルト付きの3人掛けセカンドシート“A-SMART”を搭載しており、キャンプはもちろん日常のお出かけも安全・快適。
モビリティホーム
こちらはハイエースのカスタムを得意とするダイレクトカーズ。ハイエース スーパーロングをベースとしたキャブコン「モビリティホーム」(展示車両:918万9000円+税)をお披露目した。
ファミリーでの使用を想定して設計され、ダイネットは家族がゆったり過ごせるサイズ。
車内はもちろん、車外にもギャレーを装備。外でBBQをしている時にちょっと水道を使いたい時や、アクティビティで使用したギアの水洗いなどで役立ちそう。
リアには常設2段ベッドを装備し、フロントベッドと合わせると乗車定員7名/就寝定員6名。2段ベッド部分にはメッシュ窓付きのドアを装備しており、虫を気にせず風を通せる。