
連日30℃を超える今の季節に、冷房は欠かせない。そのため、エアコン本体のフィルターを掃除して冷風の出をよくしたという人は多いだろうが、実は、「室外機のケア」も効果的だということをご存じだっただろうか?
そこで今回、エアコンに関するアンケート調査の結果と共に、意外と盲点になりがちな室外機のケアについて、押さえておきたい3つのポイントを紹介していく。
昨年の夏は「災害級の暑さ」~最高気温の記録 全国91地点で更新~
昨年の夏は各地で体温を超えるような猛暑日が数多くあり、埼玉県熊谷市では41.1℃を観測し、5年ぶりに過去最高記録を更新した。
また、全国91地点でも観測史上最高気温を記録し、大きなニュースになったことは記憶に新しい。
さらに近年は、真夏日、猛暑日が増加傾向にあることもあり[グラフ1] [グラフ2]、夏場にエアコンを使用する回数も増加することが予測される。
約5人に1人が、エアコンの効きが悪いと感じたり、止まったりした経験がある
夏にエアコンを使用する際に、効きが悪いと感じたり、止まったりすることがあるとの回答は、22.8%となり、約5人に1人の方が夏のエアコンに対して悩みを抱えていることが分かった[グラフ3]。
この悩みの解決策としてよく知られているのは、フィルターのお手入れだが、実は室外機のケアも重要。
しかし、調査における「エアコンの効きが悪いと感じたり、止まったりすることの原因は何か」との設問においては、「エアコンのフィルターの汚れ」と回答した方は46.3%となる一方、「室外機周辺の環境」と回答した方は23.7%となり、「エアコンのフィルターの汚れ」に対して20%以上も低い認知率であることが明らかに[グラフ4]。