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気になる本の内容をすきま時間にチェックできるビジネス書の要約コンテンツサービス「flier」

2019.08.05

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

ビジネス書を刊行している国内180の出版社と連携

「flier(フライヤー)」はビジネス書籍の要約文章をアプリやサイトで手軽に閲覧できるサービス。ビジネス書の内容を10分程度で読める内容に要約したものを、新刊(9割)を中心に1日1冊アップ、現在まで通算で1800冊の要約がサイトに掲載されている。

運営するフライヤーは、国内でビジネス書を出版している大手を含む180社の出版社とコンテンツパートナーとして提携、ビジネス書を発刊するほぼ全ての出版社を網羅している。

AmazonなどのECサイトのリンクをフライヤー画面上に設置、要約閲覧者の15~20%がECサイトにアクセスし、書籍の購入を検討していることから、購買に繋がるとして出版社からも注目されている。2015年に大ベストセラーとなったトマ・ピケティ氏の『21世紀の資本』は、日本語版発売の2週間前に「フライヤー」で要約を公開。「フライヤー」を通じて書籍を知った人も多く、“ピケティブーム”に一役買った実績もある。

ビジネス書以外にも自己啓発書やリベラルアーツ(教養本)、サイエンス、健康、歴史書など、ビジネスパーソンのスキルアップにつながる書籍を幅広く取り扱っている。冒頭にレビューがあり、本書の特徴、おすすめポイントなどを紹介した後、メインの要約文章となる。

最大の特長は主体が書評(レビュー)ではなく「要約」である点。書き手の主観が入る書評とは異なり、著者の主張や論理といった重要ポイントや全体像を忠実にまとめ、読者に伝える内容となっている。客観的に伝えることで、その本の主旨や、興味を惹かれるポイントをつかむことができ、自分にとってその本を読む価値があるか判断できる。また、要約で1冊あたりの読書時間が短くなり、広いジャンルの情報を得られることから、トレンドの把握や、ビジネストークのネタなど情報収集ツールとしても使われている。

要約する書籍は同社運営の「選書委員会」(月2回開催)で決定する。経営者や出版業界関係者、大学教授などが集まり、「第一線で活躍するビジネスパーソンが、いま読むべき本」を選択基準に、「書店の売れ行き動向」や「ユーザーからのリクエスト」なども踏まえて議論。月に40社ほどと定例ミーティングを行っており、出版社との情報交換を密にしている。

要約文章のクオリティーの高さにも定評があり、要約制作のために、自社の編集部員、外部ライターによる55名ほどのチームを擁している。的確な要約には読解力に加え、ビジネス理論や歴史などの専門性も求められるため、各分野の専門知識を有する執筆陣が要約文を作成。さらにその文章を社内で2人以上の出版編集経験者が、書籍1冊を精読した上で推敲を重ねる。さらに、版元、場合によっては著者にも内容の整合性を最終確認した上で、許諾を得た記事を公開している。

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