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「笑い」がもたらす長期的、短期的なメリット

2019.08.04

 優れたジョークやコントはどこで耳目にしても面白いとは思うが、自分以外の笑い声は面白さに影響を及ぼしているのだろうか。最新の研究から、やはり周囲の笑い声はジョークの面白さを高めていることが報告されている。

周囲が笑えば“おやじギャグ”も面白い?

 いわゆる“おやじギャグ”と呼ばれる何のヒネリも工夫もない脱力系の笑いがあるが、下らないと思う時もあればなぜかおかしく感じられる場合もあるかもしれない。おやじギャグがおかしく感じられるのは、ひょっとするとその場にいたほかの者の笑い声につられてしまったからだろうか。

 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チームが2019年7月に「Current Biology」で発表した研究では、実験を通じて録音されたジョークの後に続く聴衆の笑い声が、ジョークの評価に及ぼす影響を探っている。

 実験では神経学的機能がノーマルな人々(neurotypical)と、自閉症傾向の人々(autistic)の人々に、プロのコメディアンによって録音された40のジョークを、そのまま単独で聞くことに加えて、ジョークの直後に聴衆と思われる人々の「不自然な笑い声」と「自然な笑い声」が入ったバージョンでそれぞれ観賞してもらい、そのジョークの面白さを7段階評価で採点してもらった。

NY Post」より

 ちなみになぜ自閉症傾向の人々を実験参加者に含めているのかといえば、これまでの研究から自閉症傾向の人々はそうではない人々と“笑いのポイント”がズレている傾向があるとされているためだ。

 収集した採点データを分析したところ、ジョーク直後の聴衆の笑いは確実にそのジョークの評価を高めていることが明らかになった。それがたとえ「不自然な笑い声」であってもジョークの評価は高まり、「自然な笑い声」ではさらに高評価となった。やはりお笑いはみんなで見たほうが楽しいということにもなる。

 また興味深いことに、いずれのケースでも自閉症傾向の人々はそうでない人々よりもジョークを高く評価していることも判明した。意外なことかもしれないが、自閉症傾向の人々のほうが“お笑い体験”に対しては開放的であるのかもしれないと研究チームは説明している。お笑いを楽しむにはやはり他の聴衆の反応や場の雰囲気なども大きく影響しているということになるのだろう。

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