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サイエンスに基づく2つの重要なセールステクニック

2019.08.06

 日照不足が続き野菜の価格高騰を招いたこの7月だったが、最新の研究で消費者に野菜をもっと買ってもらう効果的で簡単な方法が発見されて注目を集めている。それは実にシンプルで、野菜を置く場所を黒で統一するだけでよいのだ。

野菜が最も新鮮に見える背景色は?

 購買意欲をそそる野菜の決め手となるのが鮮度だろう。閉店間際の売り場に残ったくたびれた野菜にはなかなか手が伸びないだけに、売る側としてはなるべく長い時間、野菜が新鮮に見えてほしいものだ。

 米・ブリガムヤング大学とオランダ・デルフト工科大学の合同研究チームが2019年7月に「Food Quality and Preference」で発表した研究では、実験を通じて野菜が魅力的に見える背景色を探っている。

 前段階の実験で研究チームは広範囲の色を背景色にして野菜の魅力を評価してもらう実験を行ったが、ブルーの寒色系と、オレンジの暖色系は野菜の背景色としては相応しくないことを結論づけた。そこで今回の実験では、白から黒の間の5つのグラデーションの色を背景に、マッシュルーム、黄ピーマン、ニンジン、トマト、ナスの5つの野菜について、そのぞれの魅力を46人の実験参加者に評価してもらった。

Phys.org」より

 回収したデータを分析したところ、5つの野菜の中で最も魅力的であり高価であると認識されているのは黄ピーマンであった。反対に最も魅力がない野菜はニンジンだったのだが、背景が真っ黒のケースでニンジンの魅力は急上昇していたのだ。この現象はナスでも見られた。

 研究チームは少なくともこの5つの野菜が最も魅力的で新鮮、かつ高級に見える背景色は黒がベストであることを導き出した。黒は総じてさまざまな文脈の中で高品質と高級感に関係しているということだ。

 売り場のデザインを考慮するうえで、今回の研究がもたらす知見がきわめて有効に活用できることは間違いない。もちろん売り場だけでなくパッケージングにも適用できるだろう。

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