死角だったクルマの両サイドや後方もウィンドウ越しに撮影できるJAFメディアワークスのドライブレコーダー「ドラドラまるっと」
2019.07.27
近年、あおり運転などの危険運転による事故が社会問題となり、そうした危険運転を撮影したドライブレコーダーの映像が様々なメディアで取り上げられている。
危険運転防止の啓蒙や抑止力として活用されるようになり、ドライブレコーダーには単なる事故録のみならず運転中に発生するリスクに対する防衛手段としての役割が求められてきた。
こうした背景のなか、ファインフィットデザインカンパニーは、車両の全周囲の状況が撮影可能なコンシューマー向けのドライブレコーダー「ドラドラまるっと」を開発。
ファインフィットデザインカンパニーは、これまで事業用車両向けのテレマティクス・ドライブレコーダーを数多く手がけており、これらの経験で培ったSDカード記録に対する高い信頼性と運転挙動解析アルゴリズムなどの技術を応用している。
JAFメディアワークス向け新型ドライブレコーダー「ドラドラまるっと」
「ドラドラまるっと」は、本体の前後に2つの超広角カメラを搭載し、全周囲を高解像度(前後FullHD)で撮影可能なドライブレコーダー。
今まで死角となっていた車両の両サイドや後方などをウィンドウ越しに撮影でき、車両周辺の状況をしっかりと記録できる。
従来の1カメラによる全周囲ドライブレコーダーでは、天井や床面などが撮影されるなど無駄な映像が多くなる問題があったが、垂直方向の撮影範囲を約80°に抑える専用カメラを開発することで、ドライブレコーダーに必要な撮像エリアを高解像度で記録することが可能となった。
一般のドライブレコーダーでは、SDカードを定期的フォーマットしないとSDカードに記録できないことがしばしば発生し、肝心な事故時の映像が記録されていないなどの問題が発生するが、事業者用ドライブレコーダーで高い信頼実績を誇る当社独自のSDカード記録方式により、フォーマットフリーで記録し続けることが可能だ。
本体にWi-Fiを内蔵しており、JAFメディアワークスが提供するスマートフォンアプリを使用すれば、ドライブレコーダーのライブ映像やイベント録画による映像ファイルを簡単に閲覧することできる。
専用のパソコンソフトでは、2画面再生モードと1画面再生モードを搭載。1画面モードでは、画面をスワイプすると自由に視点を変えられる。また、加速度センサーやGPSによる位置・車速情報などと同期した映像を閲覧することができ、より詳細に状況を把握することができる。
本機は両面テープでフロントガラスに本体を固定し、シガーソケットを差し込むだけで利用できる。全周囲を撮影することから、撮影角度など、さほど気にすることなくだれでも簡単に取付が可能だ。
JAFメディアワークスは、コンシューマー向けドライブレコーダーの先駆けとして、2009年に初代ドラドラ「DD-01」を発表、以後、10年間ドライブレコーダーの企画・販売を続けている。
「ドラドラまるっと」は、JAFメディアワークスが持つドライブレコーダーのノウハウを取り入れ、また同社が開発したWiFiアプリも利用可能にすることで、よりユーザーに使いやすい製品として開発したものだ。
関連情報/http://www.jafmw.co.jp/dr/driverecorder_marutto/
構成/ino