
流しそうめん器には水を回す回転タイプと、上から麺を流すコースタータイプがある。「最近は涼感のあるコースタータイプの人気が高まっています」と上田さん。設置や手入れのしやすさ、そして食卓が盛り上がるエンタメ性で選びたい。
流しそうめん器のココをチェック!
世界流しそうめん協会会長
上田悠貴さん
麺を水で流す和の文化を世界に発信する協会を2012年に設立。普及活動として流しそうめんのイベントを全国で展開する。
テスト項目
[TEST.1]設置しやすさ
箱から取り出してパーツを組み立てるまでの手順と手間を試した。
[TEST.2]つかみやすさ
そうめんの流れる速さは機種次第。箸でのつかみやすさをチェック。
[TEST.3]エンタメ性
食卓を盛り上げる仕組みや演出で試食。長く使えそうなモデルはどちらか?
[TEST.4]手入れのしやすさ
後片づけの手軽さや、使用後の手入れのしやすさを構造や設計をふまえて採点。
ライソン『D-STYLIST 二代目 本格流しそうめん』
オープン価格(実勢価格約5980円)
竹風のレール上をそうめんが流れる和風モデル。コースレイアウトを自在に替えられる。単2形乾電池2本使用。サイズは最大約W110×D29×H27cm。
[TEST.1]「パーツの裏に番号があればもっと簡単に組めると思います」
レールやトレーなど全13パーツ。「多く思いますが直感的に組め、レールが支柱によって自立できるので設置は簡単でした」
【評価】★★★★☆
[TEST.2]「水の勢いも適量でこのタイプとしては標準以上です」
そうめんが流れる速さも適度でとてもつかみやすい。「コースの左右から箸を出せるので、左利きでもラクにとれるのが◎」
[TEST.3]「コースを替えられますから飽きずに使えそうですね」
レールの置き換えで多彩なコースに組み替えられることも魅力。「毎回違うコースで楽しめ飽きにいので、家庭用にベスト」
[TEST.4]「パーツは多いものの洗いやすく時間もかかりません」
パーツは分解可能。「隅々まで洗いやすいです。水を循環させるチューブは汚れやすいのでしっかり洗浄してください」
〈上田’S総合評価〉
「新たにトレーに、そうめん受けのザルが付いたことで、溶けた麺がチューブに入りにくく汚れを防ぐ効果もあります。大人受けのいい竹を模した和風デザインも、夏らしいエンタメ性を演出していていいですね」