4Kテレビの新製品で、トップクラスの高画質と高音質を誇るのが、この2機種だ。映画『グレイテスト・ショーマン』の4K/HDR版を再生した時の映像と音の違いを比べた。
映像はもちろん音の表現力が感動的!
伊藤 最新の4K有機ELテレビって、こんなに映像がきれいなんですね。きらびやかな衣装が本当に美しくて、黒の沈み具合は映画館に近い気がします。
西田 特に今回の2モデルはサウンド面にもこだわっていて、この先10年は使えるほどのクオリティーだと思います。本体のスリム化に伴って迫力がなくなったという薄型テレビのサウンドの概念が、大きく覆るはずです。
伊藤 きちんとした5.1chのシステムを組まなくても、テレビ単体でここまで迫力ある音が出るなんて驚きました。しかも、2モデルの映像と音は、個性が全然違うのが実におもしろい!
西田 ソニーは、あくまでもテレビとして鑑賞することを意識しています。色彩豊かで音声がしっかりと際立ちます。一方のパナソニックが追求しているのは、映画館の再現。サウンドも映像も実にナチュラルでしょ?
伊藤 どちらも違う感動が味わえるから、選ぶのに迷っちゃいますね(苦笑)。
『グレイテスト・ショーマン』
日本限定コレクターズBOX〈4K ULTRA HD+2Dブルーレイ/3枚組〉(数量限定生産)1万890円
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
■ 今なお人気の名作映画でチェック!
『グレイテスト・ショーマン』は2018年公開のミュージカル映画。8月7日には40ページに及ぶビジュアルブックなど5大特典が入った限定BOXが発売。
ジャーナリスト目線で回診した人
ジャーナリスト
西田宗千佳さん
今回取り上げるAV機器をはじめ、PCや家電などを対象に、国内外で幅広く取材。主に各種機器や業界の取材記事と、個人向け解説記事を担当している。
映画専門家目線で回診した人
映画パーソナリティー
伊藤さとりさん
キャストの取材や舞台挨拶での司会など映画に関する様々な仕事で活躍中。今回題材に取り上げる『グレイテスト・ショーマン』は特に思い入れが強いとか。
テスト項目
[TEST.1]ミュージュカルシーンの迫力
大勢の観客を魅了した劇中歌『This is Me』などの合唱シーンを再生してみる。
[TEST.2]セリフの聞きやすさ
主演ヒュー・ジャックマンをはじめ、キャストたちが交わすセリフを聞き比べる。
[TEST.3]背景や衣装の表現力
キャストが身にまとうドレスの生地感などが、どう映し出されるのかを見比べる。