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成功するサブスクリプションメディアの条件は?海外オンラインメディアの動向から見えてくる有料ニュースの未来

2019.07.24

「New York Times」などの海外メディアをはじめ、日本においてもオンラインニュースにペイウォール(課金の壁)を設定するメディアが増え、全世界でオンラインメディアのサブスクリプション化が進んでいる。

では、実際に世界のどれだけの人がお金を払って記事を読んでいるのだろうか。今回は、調査データと共に、サブスクリプションメディアをはじめとした海外メディアのトレンドをご紹介する。

サブスクリプションメディアに課金する人が多い国1位は?

今まで無料で読んでいたオンラインコンテンツ。ここ数年、続きを読むのに、お金を払わなければいけないという場面(ペイウォール)に何度も遭遇し、払おうかどうか迷ったことはないだろうか。無料記事だけを読み、まだ課金に踏み切っていない人も多いかもしれない。

「REUTERS INSTITUTE」 と 「UNIVERSITY OF OXFORD」が行った調査「Degital News Report」のデータによると、世界で最も課金をしてオンライン記事を読んでいる国はノルウェーとトルコ(同率34%)で、北欧3国(平均23%)が世界的に見て課金している人が多いということが明らかになった。

Digital News Report より

また、アメリカは16%、イギリスは9%という結果に。さらに、アジアでは、日本の7%に対して、香港が17%、シンガポール16%、韓国10%、マレーシア16%、台湾12%というデータが出ている。

アジアの中で、日本の有料購読率は比較的低いことがわかり、欧米では、北欧3国がアメリカやイギリスを上回っていることが明らかになった。幸福度ランキングで上位を占める北欧の人々が、世界をリードするように進んでニュースにお金を払っているものの、全体的に有料購読者数は低いことがわかる。

アメリカではどんなサブスクリプションメディア読まれているのか?

世界を牽引するアメリカが、北欧3国より課金していないということが明らかになったが、アメリカ人が有料購読に踏み切った理由については、わかりやすい動機があるようだ。

Digital News Report より

アメリカでは、トランプ政権が始まった2017年から一気に有料購読者数の割合が増え、以降横ばいとなっている。政権の交代で、より質の高いニュースに必要性を感じたアメリカ人が、有料ニュースを読み始めたことを物語っている。ただ、その後は横ばいのままだ。

さらに、有料購読しているアメリカ人の半数が「New York Times」「Wall Street Journal」「Washington Post」といった有名誌のオンラインニュースに集中していることも明らかに。

Digital News Report より

アメリカでは、より高学歴で高収入、ニュースに高い興味を示している人ほど、多く課金する傾向にあるとデータは語っている。やはり高学歴高収入のビジネスパーソンほど記事に課金しているようだ。

ロサンゼル在住のエンタテイメント業界で働く男性は、アメリカのビジネスパーソンが読む媒体についてこう語る。

「『New York Times』や『Wall Street Journal』などのメジャーな新聞媒体のオンラインニュースは、課金しても読む価値があると感じているビジネスパーソンは多いと思いますね。『Forbs』や『Business Insider』もよく読まれています。業種によって読むべき記事も違うので、僕は『Linkedln.com』というビジネス特化型ソーシャルメディアから記事を読んでいます。仕事で役に立つ記事のリンクが、業種ごとにその道のプロたちによってシェアされていて便利なんです」

Digital News Report より

データからもわかるように、アメリカではソーシャルメディアからニュース情報を取得する割合が43%。イギリスの34%と比べて高い傾向にある。また、ニュースアグリゲーターの11%よりも高い。ソーシャルメディアからニュース情報を取得するメリットとして、大量に溢れる情報の中から自身の興味や仕事に関係する情報を、アグリゲーターよりパーソナルに効率よく取捨選択できる点が挙げられる。ただ、そこでお金を払おうとする人はまだ少ないのかもしれない。

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