
2年間限定販売!? 〝究極のハンバーガー〟を一足先に食べてみた!
国内外で飲食事業を展開する株式会社KICHIRIは、2019 年7月16日、表参道ヒルズの向かいに「いしがまや GOKU BURGER」を2年間限定でオープンした。
「いしがまや GOKU BURGER」は、石窯焼きにこだわったハンバーグ専門店「いしがまや ハンバーグ」初のグローバル旗艦店。2008年に吉祥寺に第1号店をオープンして以来、初となるグローバル旗艦店を構える背景には、日本の新たな魅力を発信する狙いがある。
明治時代に伝来したハンバーグは、1960年代の高度経済成長の中で国民的ごちそうとして認知を拡大。以来、洋食の王様の座に君臨しているが、実は世界での知名度は微々たるもの。醤油ベースの和風ソースだけでなく、チーズのトッピングやトマトソース、デミグラスソースなど、いわゆる王道の味付けも日本独自の進化によって生まれたものだという。
そこで「いしがまや GOKU BURGER」では、石窯で焼く自慢のハンバーグを世界中の人が楽しめるよう、表参道限定のハンバーガースタイル『GOKU BURGER』として提供する。
【「いしがまや ハンバーグ」伝統のハンバーグをパティに!】
パティは、オーストラリア産アンガス牛黒毛100%。脂身の少ない赤身肉を独自配合したハンバーグの種を、しっかりとした肉の味と香りを感じられるよう、手ごねでひとつひとつ丁寧に形成したのち、オリジナルのハンバーグ専用石窯で一気に焼き上げ、各テーブルにサーブする。
パティは約180gあり、一般的なファーストフード店のハンバーガーと比べると、その重さは4倍以上。オリジナル、てりやき、シェフズスペシャルの3種からお好みで選んだソースに、注文したハンバーガーをディップするという食べ方も新しいが、何よりも斬新に感じたのは包み紙を使用しないこと。
包み紙に包んだハンバーガーを上から押し潰して食べるのではなく、専用の手袋をはめて豪快にかぶりつく〝ワンパクスタイル〟を推奨しているのだ。
【ということで、ワタナベが実際に食べてみた!】
『BLTチーズバーガー』1580円
ハンバーガーの種類は全5種類。トマトチーズバーガー(1450円)、エッグチーズバーガー(1450円)、ダブルチーズバーガー (1380円)、アボカドチーズバーガー(1450円)、BLTチーズバーガー1580円の中から、チェダチーズ、ベーコン、レタスをトッピングした『BLTチーズバーガー』を注文。ソースはオリジナルを選んだ。
〝かぶりつき奨励〟とのことなので、ウェイターの手からもぎとったバーガーをそのまま口へと運んでみた。「ジューシーで、肉の味はしっかりしてる。けど、パティの塩気は少ないし、ケチャップではなくマスタードの風味がする。妙に淡白な味わいだなぁ」と思っていたが、これが失敗。ソースにディップするのを忘れていたのだ。
おもむろにディップしたら合点がいった。甘みの強いオリジナルソースで肉の旨味はさらに引き立つから、脳内でアドレナリンが分泌。かぶりつき奨励の作法と相まって、ボリュームのあるバーガーをペロリと平らげてしまった。
ソースなどが手につくのを気にせずに食べる豪快さは、子供時代を思い起こさせるようで、大人としてちょっと楽しい。
このユニークなオリジナルハンバーガーのほかに、シンプルに肉の旨味を味わえる『いしがまや プレミアムハンバーグステーキ』や『ハンバーグシチュー』がメニューに並ぶ。
また、ドリンクにはオリジナルのクラフトビールブランド『Anchor Point Beer』を用意。クラフトビア・アソシエーション主催のクラフトビール地ビール品評会「ジャパン・グレートビア・アワーズ 2019」で金賞を受賞した『セッション IPA』と『スペシャリティヴァイツェン』の2種類があり、肉汁たっぷりのハンバーガーとビールのマリアージュで〝大人の時間〟を満喫できる。
いしがまや GOKU BURGERの出店は2年間限定! この機会にぜひ、思う存分ハンバーガーにかぶりついてみては?
店舗情報
いしがまや GOKU BURGER
URL:http://www.kichiri.co.jp/
オープン日:2019年7月16日(火) ※2年間の期間限定出店
住所:東京都渋谷区神宮前5-8-5 ジュビリープラザビル2F
営業時間:11:00~23:00(L.O.22:30)
TEL:03・3409・1148
定休日:年中無休
総席数:49席
取材・文/渡辺和博