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エストニア人の働き方に学ぶ日本人が取り入れるべき5つのマインド

2019.07.21

エストニア人から日本人が学びたい5つのマインド

国が違えば文化・価値観が異なるのは当然のことだが、齋藤さんからエストニアに関するお話を伺う中で、日本人も「まずそれを見習うべきでは」と思える、面白い文化や価値観が多数あることに気付いた。

電子政府・IT立国としての仕組みそのものを学ぶことことに加え、エストニア人の起業意識や働き方からそのマインドを学び、パラダイムシフトをしていくことも重要な要素なのではないだろうか。

1.良いものは積極的に取り入れ、休むために生産性を上げる

「彼らは生産性をとても大切にしています。そのために、他社のサービスを積極的に使うんです。日本では会社ごとに複雑な個別システムを構築するのが一般的ですが、彼らは他社のソフトウェアを使うために、業務を最適化していきます」

齋藤さんによれば、エストニアは慢性的な人不足の状態だという。日本でも昨今、人不足が深刻な課題として挙げられているが、それを従業員の残業でカバーしている企業も多い。

一方、エストニアに「残業文化」はなく、多くの人は定時には退社するそうだ。「限られた時間内である程度の結果を出すこと」「生産性を上げるためのツールは積極的に、かつ柔軟に取り入れること」などは、日本人も見習うべき点だろう。

2.牽制し合うのではなく仲間にする

さらに、人材登用についても特徴的な点がある。齋藤さんは現在、政府の運営するWEBメディアのライターとしても活躍しており、日本に向けてe-Residencyの情報などを発信する役割も担っている。

「居住して半年の外国人に記事書かせるって、すごいことですよね。エストニアでは『価値を提供できる』と判断されたら、どんどん仲間にして大きくしていく。政府として多様性を受け入れる姿勢は、素晴らしいですよね」

日本では、まだまだ縦割りや調整といった文化が根強く残っている。さらに、ビジネスにおける足の引っ張り合いで苦しむ人も少なくない。「良いアイデアは取り入れ、スピーディーに行動する」「良い人材は積極的に仲間にし、目的に対して共に動く」というエストニア人のマインドも、見習いたいところだ。

3.余白時間やデジタルデトックスを大切にする

「余白時間がないと、良いアイデアは生まれないと思うんですよ。エストニア人にとっては、サウナで過ごす時間が一つの『余白』になっています。あと、彼らは休日に敢えてインターネットのない森の中などに行くこともあるんです。普段デジタルに囲まれている分、休日はそこから離れたところに行って、バランスをとっているのかもしれません」

スマホ依存や情報過多とも言われる日本においても、デジタルデトックスの重要性もエストニアから学ぶべきかもしれない。日本でもサウナがブームになっているが、余白時間として、意識的に生活に取り入れるのも良さそうだ。

4.課題からスタートし今あるものを最大限に活かす

齋藤さんは「電子国家・IT立国と言われるエストニアで用いられている技術は、決して最先端のものではない」とも話す。エストニア人は「最先端の技術を追い求めるのではなく、課題を解決するために今あるものを活用する」というスタンスを取っているそうだ。

課題、つまり「日頃感じている小さなストレス」が明確になっている場合、いざその課題を解決できるソリューションが提供された時に積極的に受け入れてもらえる。家事の負担を減らす洗濯機に抵抗感を感じないように、課題を解決するものだとわかれば、人は新しいものでも受け入れやすいようだ。

さらに、エストニア人は「そもそも、なぜ電子国家が必要なのか」「幸せな生活のあり方は何か」について、長い間議論を重ねてきたという。

技術の進歩ももちろん大切だが、それ以前に「日本にはどのような課題があるのか」からスタートし、「そのために今あるもので何ができるのか」と考えていくことも重要なのかもしれない。

5.意欲を買い、「貢献」を大切にする

「人は、何か他人に貢献できている時に幸せを覚えると思っています。エストニアでは『どんどんやっていいよ』というウェルカムな雰囲気があるので、『僕も貢献できてるかも』という実感がわきやすいのも特徴です」

齋藤さんのお話から、エストニア人が「挑戦しやすい雰囲気作り」や「誰かに貢献すること」を重視し、お互いを尊敬し合う姿勢があることが伺えた。

日本では企業への貢献度が評価の指標の一つにもなっているが、その手前の部分、つまり人と人とが貢献し合うという部分にスポットを当ててみると、日本の働き方にも何か変化が生まれそうだ。

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