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試乗もできる!開発責任者に聞く2027年のリニア中央新幹線開業に向けたロードマップ

2019.08.21

夢の高速鉄道の開業に向け、各地で工事が進んでいる。そんなリニアの開発に関わる技術者、そして実験に携わる責任者に、リニア開発のこれまでと、これからについて聞いた。

リニアの開発と合わせて、次世代のリーダーも育成したい(波多野さん)

波多野 穣さん東海旅客鉃道 執行役員
中央新幹線推進本部 リニア開発副本部長
山梨実験センター所長
波多野 穣さん
新幹線や在来線の保守・工事を経験し、2016年より山梨実験センターの所長を務める。2027年の開業へ向け、ソフト面、ハード面の向上や次世代の指導者の育成を行なう。

  実験線では現在どのようなことが行なわれているのですか?

「長距離の走行試験です。例えば、パーツの劣化に対し、効率的にメンテナンスを行なうにはどうすればよいか。車内の揺れはどこまで軽減できるのかなど、安全性や快適性をさらに向上させるためのデータを取ったり、検証作業を日々行なっています」

  営業運転に向け、実践の段階に入ったということでしょうか。

「はい。例えば、現在は営業開始に向けて『状態監視』にさらなる磨きをかけています。状態監視というのは、走行中の車両や機械設備から得られるデータを分析することで、部品の劣化や不具合の予兆を検知する仕組みです。これによって運行の信頼性をさらに高め、低コストな保守体系を確立することが可能となります」

  実験センターには何人くらいのスタッフがいるのですか?

「200名ほどの社員が従事しています。様々なメンテナンスの作業を効率化することに取り組む社員や、指令室で走行試験を行なうスタッフなどがいます。実験センターで働いているのは20~30代が中心で、平均年齢は30歳と若い社員が多いのが特徴です」

  ずいぶん若いですね。

「そうですね。彼らは2027年の営業開始時に40歳近くになります。まさに働き盛りです。将来、リニアの各現場で次世代のリーダーとして活躍してくれる人材を育成する意味もあります。彼らのモチベーションは非常に高いですし、様々なことにチャレンジしてくれています」

  開業へ向けての目標は?

「東海道新幹線の乗り心地に、どれだけ近づけられるかですね。開業から55年。様々なノウハウが蓄積された東海道新幹線は、世界の高速鉄道でも屈指の静かさ、揺れのなさを誇っています。正直、大きな目標ですが、目標は高いほうがいい。追いつく努力を怠らず、開業に向けて快適な乗り心地を追求していきたいです」

  体験乗車も定期的に行なっていますね。どうすれば試乗できるのでしょうか?

「すでに延べ10万人以上の方に試乗いただきました。この夏は8月に10日間の体験乗車を行ないます(今回の申し込み受け付けは終了)。参加希望者は抽選となりますが、応募のホームページには『各開催日の夕方が意外と応募者が少ない』といった、過去の応募傾向も公開していますので活用してもらいたいです。実は体験乗車した皆さんからいただくご意見が大変貴重で、そこから改善点が見つかることもあります。気になる点があれば私自身も社員と一緒に現場へ行き、自分の目で確認して、ひとつずつ問題を解決していきます。乗車後に記入いただくアンケートはリニアをより快適な乗り物にするためなどに参考にさせて頂いているので、ぜひご意見を聞かせてほしいです」

シート東海道新幹線のシートは左2列、右3列だが、現在のL0系では両側とも2列で走行試験を行なっている。

試乗するには?

試乗するには?体験乗車はJR東海の超電導リニア体験乗車HP(https://linear.jr-central.co.jp/experience/)から申し込むことができる。現在、10月に開催される体験乗車の応募受付中!(9/3(火)23:59締め切り)。体験乗車の希望者は、ぜひHPをチェックしてみよう。

取材・文/渡辺雅史 撮影/ANZ

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