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自撮りが好きな若者は美容整形に対して肯定的、米ジョンズ・ホプキンズ大学研究

2019.07.15

セルフィー中毒の若者は美容整形に肯定的、米調査

ソーシャルメディアにセルフィー(自撮り写真)を投稿するのが好きな人は、顔のたるみやしわを伸ばすフェイスリフトや鼻形成、毛髪インプラント、豊胸手術といった美容整形手術に肯定的であることが、米ジョンズ・ホプキンズ大学のLisa Ishii氏らによる研究から明らかになった。この結果は「JAMA Facial Plastic Surgery」6月27日オンライン版に発表された。

専門家の一人で、米メドスター・ジョージタウン大学病院のMichael Reilly氏は、セルフィーの流行について、もはや「エピデミック(一定の地域や集団で、患者が予想を超えて大量に発生すること)」のレベルだと警鐘を鳴らす。

同氏によると、1日にさまざまなソーシャルメディアに投稿されるセルフィーの数は合計で6500億点に上るという。

Ishii氏らは今回、このセルフィーの大流行が「自分の容姿を変えたい」という欲求に与える影響について調べるため、18~55歳の成人252人(平均年齢24.7歳、女性73%)を対象に、ソーシャルメディアや写真編集アプリの利用と自尊心、美容整形手術に対する興味の程度との関連を調べた。

その結果、「YouTube」や「Tinder」、「Snapchat」といった写真の投稿が主なソーシャルメディアやアプリを利用している人は、美容整形手術を受けることへの関心が高いことが分かった。また、セルフィーを投稿する際にフィルターを使用したり、自分の好みに合った編集や加工ができなかった写真を削除したりしたことがある人、自尊心の主なよりどころが容姿である人も、美容整形手術に対して肯定的な見方を示していた。

さらに、ソーシャルメディアを利用する時間の長さは、美容整形手術に対する興味の程度と直接関連する可能性も示されたという。

これらの結果を踏まえ、Ishii氏は「ソーシャルメディアに夢中だったり、自分の容姿に自信を持ちたいと考えたりする人にとって、美容整形は魅力的な選択肢となりつつあるようだ」と説明する。

今回の研究には関与していない、米ノヴァ・サージケア(NOVA SurgiCare)の美容外科医であるDaria Hamrah氏は、今回の報告を受け、この数年の自身の経験からも「納得のいく結果だ」と話す。

同氏は「私も患者からデジタル加工したセルフィーを見せられ、手術でそのような外見にしてほしいと依頼される機会が増えている」と説明。「ほとんどの患者は非現実的な期待を抱いており、話し合いが難航したり、現実を知って患者が落胆したりすることも多い」としている。

一方、前出のReilly氏は「ソーシャルメディアの利用を通じて、常に自分を他者と比べていると自尊心が損なわれる可能性がある」と指摘する。

同氏によれば、見栄えよく加工した自分の写真を投稿すれば、その人の自尊心が高まるわけではなく、これまでの研究でも、加工の有無にかかわらず、自分の写真を投稿すると自尊心が低くなるという結果が得られているという。

ただし、Reilly氏はソーシャルメディアの利用を完全に否定しているわけではない。たとえば、仲間とアイデアを共有したり、自分が達成した出来事を記録したりするためであれば有用なツールになるという。

その上で、同氏は「もしソーシャルメディアを使っていて自己嫌悪に陥るようなことがあれば、その使用を止めてみる必要があるだろう」と助言している。

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://jamanetwork.com/journals/jamafacialplasticsurgery/article-abstract/2736534

構成/DIME編集部

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