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渋谷を研究する大学教授が語る「100年に1度の再開発がもたらす変化と渋谷が抱える闇」

2019.07.20

この秋、渋谷ではオフィスビルや商業施設が続々とオープン。IT企業が集結し、ビットバレーが再建されるという。これまで若者の街として発展し、最近は外国人にも人気の観光地として注目を集める渋谷は、以後どう変わるのか。近著「渋谷学」などで知られる石井研士さんに話を伺った。

「谷底」には水だけでなく、人も集まる。渋谷が抱える「闇」とは?

−−「100年に一度」と呼ばれる大規模開発が渋谷で進行していますが、この街ならではの特徴について教えてください。

渋谷というのは、名前のとおり「谷」になっています。駅周辺が「谷底」のような地形で、宮益坂や道玄坂も駅方面へ下っていく。だから、低いところへと水が流れるように、人も集まってくるんですね。昔から大学や専門学校も多く集まっていて、若者同士の交流や連携も盛んです。都内のターミナル駅でも、渋谷のような規模で連合をつくれる場所は他にはありません。

また、渋谷といえば、やはりスクランブル交差点。インターネットで「渋谷」もしくは「Shibuya」と画像検索をすると、スクランブル交差点がズラッと並ぶほど、世界的に知られた人気スポットになりました。有名な通りや広場なら、ニューヨークのタイムズスクエアやロンドンのアビーロードなんかがありますが、そうした場所とも違う。見ればすぐにそことわかる、SNSにも映えるユニークな場所です。スクランブル交差点は、多くのホラー映画の舞台にもなったように、とても現代的でありながら、大都市が持つ「闇」の部分をも孕んだカオスを象徴しています。

−−スクランブル交差点は、なぜ他とは異なる場所へと発展したのでしょうか。

ひとつには、1964年の東京オリンピックを機にNHKの放送センター渋谷に移ってきたことがあります。そこで、渋谷の街を背景に天気予報など様々なニュースが全国に伝えられたのですが、映し出されていたのは渋谷にあるどこかのビルではなく、スクランブル交差点だったんです。

60~70年代は学生運動が盛んで、そういった「闇」の部分を象徴していたのは新宿でしたが、80~90年代以降、若い人のやるせなさ、矛盾といった「闇」の部分を抱えたのは、渋谷になりました。

センター街もそうですが、若者が思いを主張したり発散したりする場所でもあります。ハロウィンやワールドカップ、新年のカウントダウンで、時にお祭り騒ぎがエスカレートするのも、そうした側面から来るのでしょう。

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