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酒とタバコと時間がせめぎあう大井町の飲み放題居酒屋「Y」

2019.07.12

■連載/カーツさとうの週刊★秘境酒場開拓団

(写真はイメージです。本文とは関係ありません)

オヤジナリティー ★★★
家計貢献度    ★★★
エロテイスト   ★★

 品川区の誇る安呑みの街・大井町で、また安い呑み屋を見つけてしまった…。

 それが変わった場所にあるんですよ。“変わった場所”っていっても、安い呑み屋があるにしては“変わった場所”ってことで、普通の店があるには至って普通の、むしろファミリーな場所なの。

 そんなとこに安呑み屋があるもんだから、変わった場所ってことになっちゃってる。

 大井町の西口出ると、阪急の大井町ガーデンっていう、上はホテルで、日帰り温浴施設なんかも入ってる大きなビルがある。で、その一階がテナントになってて、スーパーとかチェーン系の飲食店が軒を連ねてるんだけど、そこに一軒、あきらかに周囲と違う空気を醸しだしてる、半分立ち呑み、壁沿いのカウンターにはちょっとしたイスが置いてある、どっからどう見ても安そうな呑み屋があった。

 そして店の前には『飲み放題680円!』の看板。『Y(仮名)』という店である。

“呑み”だの“放題”だのの単語に極力弱いオレは、誘蛾灯に吸いよせられる蛾のように、その看板までフラフラと近づいていく。

 680円の呑み放題っていうのは時間制限30分のようである。果たして30分飲み放題で680円は安いのか? 一杯350円として、30分あれば3杯は飲めるから、まぁ元は取れる。でもなにか30分って短すぎるよなぁ〜と思ったら、その隣には『1時間1080円!』とも書いてある。

 1時間1080円ってことは……計算すんのも面倒臭いんで入ってた。だって多分安いでしょ、計算しなくても!

 店に入ると……“入る”っていっても、ドアも引き戸もなく、テナントの通りに面してオープンスペース的な店だし、店の外にも立ち呑みにテーブルが張り出したりしてる店なんで、入るもクソもないんですけどね。

 で、その張り出した立ち呑みテーブルでは、すでに先客オヤジがメートル上げてるんだけど、そのの2メートルくらいしか離れてない向かいのスペースでは、お洒落雑貨の店が我関せず、粛々と営業してましてね。なんとも大井町フュージョンである。

 店舗の奥の注文カウンターで“飲み放題1時間”をお願いすると、一人で店を切り盛りしている、かなり若い外国人の女性店員が「なにを呑む?」と聞いてきた。呑めるのは、生ビールにサワー類、ハイボールにワイン、日本酒、芋・麦の本格焼酎。

 そんな中、『塩レモンサワー』なんていう今っぽいヤツもあるんで、それをお願いすると、冷蔵庫から取り出したジョッキに氷とレモンを入れ、縁に塩を手で塗り付けてから渡してくれた。いわゆるスノースタイルってヤツね。

「アソコのレモンサワーを2回押して、炭酸入れて」

“アソコ”と言われた方向を見れば…。

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