ITエンジニアらが一気に増えることもあり、ランチはもちろん、アフター5の〝飲みニケーション〟や接待などで、渋谷の飲食店が活気づきそうだ。そこで、渋谷にこだわる食を中心としたベンチャー企業のスタッフに行きつけの店を紹介してもらった。
ワーカーを支える〝食〟が渋谷の新しいミッション
再開発が激しい渋谷で、密かに進んでいるのが飲食店の再編成。これまで、松濤のように駅から離れたエリアでじわじわ増えつつあった新世代グルメが、最近は駅近にもポツポツ増えている。
「昔は常に刺激的だった渋谷の街は僕らの遊び場でした。今また駅の東側は大人が遊べる街になってきた。大人になったかつての遊び仲間もまた戻ってきてほしいですね」というのは『Umebachee』の店主・梅澤豪さん。
そんな中で、働く人の食を支えようという動きも活発になっている。アグリゲートが手がける『旬八青果店』のように〝都会での不本意な食生活〟からの脱出に手を差し伸べるミッションが、今のシブメシのキーワードのひとつ。ユナイテッドが手がける『UB1 TABLE』もしかり。『アンペア』店長の伊藤さんは「時間がなくてコンビニで買う人にも、もう少し上質なものを食べてほしい」と言う。シェアオフィスに併設した『オーレ』では、毎日のように来てもらえるようにメニューを工夫、テークアウトも可能だ。
渋谷で働く人の〝食〟を支えるというミッション。その旗のもとに生まれる新しい飲食は〝食〟を軸に街を元気にしている。
ランチ難民続出で飲食店が活性化する!?
増加すると言われる渋谷の就業人口。当然ランチ難民が出ると予想されるため、フードトラックなども増えて食が活性化することになりそう。写真はイメージ。