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2019.07.06

楽器演奏を習得した子どもは将来、学業優秀になるってホント?

 超高齢化社会に突入して久しい今日、認知症などの症状がますます深刻な社会問題になっているが、脳機能の維持、向上のためには手先を動かす運動もまた重要であることが最新の研究で報告されている。

新たな手作業を覚えることで脳が鍛えられる

 我々の外見は基本的にはあまり変わらないし、変わるにしてもそれなりの時間が必要となる。それに比べれば我々の脳は実のところけっこう“変わり身が早い”ことでも知られている。最新の研究では、手先をトレーニングすることで、脳内の赤核(せきかく、red nucleus)と呼ばれる脳神経核が短期間で発達することが報告されている。

 スイス・バーゼル大学の研究チームが2019年5月に「Nature Communications」で発表した研究では、手先をトレーニングすることで脳もまた鍛えられることが示されている。手先を動かすことは“脳トレ”でもあるのだ。

 脳の赤核は主に手が雑に動いてしまう不随意運動をコントロールし、精度の高い動きを行なうことに関係しているといわれている。研究チームはマウスの脳をモデルにした分析で中脳にあるこの赤核が、手先が新たな動きを覚えることで、神経細胞の数が増えると共により接続が密接になることを突き止めた。

Science Daily」より

「新たに細かい手作業を学んだときには、この特定の動きの連携が最適化され“コード”として赤核に保存されることがわかりました。これにより赤核の融通性のある神経可塑性が示されたのです」と研究チームのケリー・タン教授は語る。

 研究チームは次のステップとして、赤核におけるこれらの強化された神経細胞結合の安定性を調査し、いったん学習された細かい手作業が反復されない場合の“退化”の過程を研究するということだ。また今後得られる知見によってパーキンソン病の予防法や治療法に役立てられる可能性があることも指摘している。

 新たな手作業を覚えるのに齢は関係ない。手芸や料理、楽器演奏などの“手習い”は脳のためにもきわめて有効であるようだ。

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