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2019.07.07

意外とお得!?株で安定収益を目指すのに重要な「配当利回り」とは

未曾有の低金利時代、銀行の定期預金では手元の資金を増やすことが難しいと嘆くみなさんに、株の配当を上手に活用する資産運用方法をご紹介したい。

そこで重要になるのが「配当利回り」という考え方。

株は値上がり益を狙うだけの金融商品ではないのだ!

配当利回りとは

配当利回りの説明を行う前に、配当についてご説明したい。

配当とは、企業が株主に保有する株数に従って利益を分配することだ。

たいていは決算の時に分配されるが、特別大きな利益があったり、会社の記念日には特別配当、記念配当という形で株主に還元することもある。

しかし、配当は必ず行われるわけではなく、赤字になったり企業の方針で配当をしない(無配)ことや、配当金額を増減(増配/減配)することもある。

続いて、配当利回りについてご説明したい。

配当利回りとは、株価に対する年間配当金の割合を示すものだ。

株価が下がると、相対的に配当利回りは上昇する。

企業が配当を減配、無配にするリスクはあるが、配当金は株価上昇の値上がり益を狙うよりも確実性が高く、配当利回りで運用方針を決める投資家も多い。

配当利回りの計算方法

計算方法は、一株当たりの年間配当金を現在の株価(=投資予定額)で割る。

例えば、株価が1000円で、配当金が年20円だったら、配当利回りは

20円÷1000円=2%となる。

配当利回りに株主優待を加味する

分配金以外にも、企業は株主に対して優待を行う。これがいわゆる「株主優待」と呼ばれるものだ。

株主優待は企業により様々で、例えばメーカーであれば自社製品を贈呈したり、アミューズメント系の企業なら入園チケットを配ったりする。

アサヒグループホールディングスの「株主様限定プレミアムビール」(※写真はイメージ)

ニッスイの株主優待(※写真はイメージ)

単純に金額換算できないものもあるが、目安となる金額を配当金に加え、株価で割れば実質の配当利回りが計算できる。

配当利回りって債券にもあてはまるの?

国債や社債など、国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券が債券である。身近な例でいえば国債が思い浮かぶだろう。

ただし、債券とは投資家が企業などから利子を受け取るものであり、配当という考え方は適用されない。

配当利回りって投信にもあてはまるの?

投資信託(投信と略される)は、投資家から預かったお金をまとめて、資産運用のプロである「ファンドマネージャー」が運用するもの。

こちらは株や債券、不動産、商品など様々な投資対象を持ち、分配型であれば一定の時期(例えば毎月ごと)に分配金を受け取ったり、分配はせず評価額の上下により利益を得たりする。

当然、利回りという考え方を持つが、配当が直接投資家に届くわけではない。

配当性向とは

企業が純利益のうち、どれくらい配当金を支払っているかを表す指標だ。配当性向が高い会社は株主へ配当金を還元する傾向が強いとみなされる。

計算方法は、

1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益=配当性向

となる。

一般的に配当性向が高い方が配当益も得やすいが、成長企業などでは配当するよりも設備投資などに回し、本業を伸ばす傾向もあり、配当性向が高い=有望企業とは限らない。

東証一部の配当利回りランキング

では、東証一部の配当利回りのランキングを見てみよう。参考にした指標は2019年7月1日のYAHOO!ファイナンスだ。配当は予想値をベースに計算している。

6810 マクセルホールディングス 配当利回り:19.03%
6306 日工 配当利回り:7.18%
2914 JT 配当利回り:6.41%
7224 新明和工業 配当利回り:6.25%
9434 ソフトバンク 配当利回り:6.05%
2674 ハードオフコーポレーション 配当利回り:5.94%
8304 あおぞら銀行 配当利回り:5.92%
1852 淺沼組 配当利回り:5.83%
7148 FPG 配当利回り:5.77%
3284 フージャースホールディングス 配当利回り:5.62%
※最初の4桁の数字は銘柄コード

【参考】YAHOO!ファイナンス配当利回り(会社予想)

いずれも5%を超える利回りとなっている。もちろんこのまま配当が決算時に支払われればよいが、前述したとおり、減配や無配になる可能性はある。

また、配当利回りが高いのは、株価が低迷している場合もある。

配当利回りが高くても、購入した後に株価が暴落した……そんなリスクもあるので、

単に配当利回りだけで選ぶのではなく、企業業績も加味して投資判断することが必要だ。

配当利回りの平均値はどれくらい?

ではここで、配当利回りの平均値を見ていこう。参考にしたのは日本経済新聞の指標だ。

【参考】日本経済新聞マーケットデータ

日経平均の配当利回りの平均値は?

前述データ2019年7月1日版によると、日経平均での平均配当利回りは、前記基準で2.27%、予想で2.21%となっている。

東証一部株配当利回りの平均値は?

東証一部株の平均配当利回りは、前記基準で2.03%、予想で2.04%となっている。

ジャスダック株の配当利回りの平均値は?

東証一部に比べて高い成長力が見込める小型企業の多い、ジャスダック株の平均配当利回りは、前記基準で1.88%、予想で1.87%となっている。

配当利回りの目安

上記の検証により、配当利回りで1.8〜2.2%前後が平均的な数値と見なされる。配当利回りで株式を運用する場合は、この数値を目安にすると参考になるだろう。

トヨタの配当利回り

最後に時価総額が22兆4200億円を超す巨大企業、トヨタ自動車の配当利回りを参考までにご紹介したい。

2019年7月1日のトヨタ自動車の終値は6874円。予想配当利回りは3.2%となっている。

※データは2019年7月上旬時点での編集部調べ。
※本記事は投資を推奨する目的はありません。あくまで自己責任・自己判断でご利用下さい。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。

文/中馬幹弘

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