
首都圏で働くだけが、ビジネスパーソンとしての生きる道じゃない。地方にだって魅力的な会社があるはずだ。
そんな知られざる優良ローカル企業をフューチャーする「地元で輝く、いま最も働きたい企業2019」の「みなみ東北版」が行われ、みなみ東北エリア(山形県、福島県、宮城県)の 7,203名が選ぶみなみ東北エリアで魅力のある勤務先TOP20が決定した。
1位は日新製薬! 「職場環境の快適さ」が高評価の理由に
1位の日新製薬は「職場環境の快適さ」がみなみ東北で特に高く評価される理由だった。また、2位の大塚製薬は「興味深い仕事」「高い社会的評価」が、3位の IHI は「革新的な技術」が、それぞれ回答者からの評価が高いことが明らかに。
若手社員は、シニア社員よりも「成長」を重視
若年層部門では、1位に IKEA 仙台、2位に東北グリコ乳業、3位に日立ソリューションズ東日本が選ばれた。みなみ東北エリア在住の18~29歳が企業に求めるものとして47%が「ワークライフバランスの実現性」と回答し、特に50~65歳の27%から20ポイントもの差が見られた。
また、「充実した教育訓練」では18~29歳が23%なのに対し、50~65歳では17%、「キャリアアップの機会」では18~29 歳で22%なのに対し、50~65歳では14%と、若者は勤務先に自身の成長に繋がるものを求めている傾向が顕著にあらわれた。
優秀な人材の獲得とリテンションの向上は、企業が持続的に成長し、グローバル競争に勝ち残っていくための重要な要素。
さらには、地方から三大経済圏、特に首都圏への人口流出は常に課題となりつつも、「東京一極集中」の傾向は未だ改善されていない。エンプロイヤーブランドは雇用戦略としてだけでなく、経営戦略の大きな要として、益々重要になることだろう。
【実施概要】
■調査対象企業:みなみ東北エリアに事業所を持つ従業員数規模上位 150社のデータを第三者機関の規定に基づき選定
■ 回答者:18歳から65歳までの山形県、福島県、宮城県在住の男女 7,203名
■ 調査・集計期間:2019年2月21日~2019年2月28日
■ 調査方法:インターネットによるWebアンケート形式
■ 調査結果発表:2019年6月26日(水)
出典元:ランスタッド株式会社
構成/こじへい