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2019.07.04

世界の新たなイノベーションの潮流となるか?世界が注目するインド・ハイデラバード発の「T-Hub」

 インドの南西部にあるテランガナ州は、2014年に誕生したインドでもっと新しい州。その州都はハイデラバードで約950万人*を要する大都市だ。1581年に当時の王朝が制定した街であり、いまでも歴史的建造物を見に訪れる観光客で賑わっている。この地の郷土料理「ビリヤーニ」(インド版炊き込みご飯)も有名で、この料理を日本人に紹介するといつも大好評だ。

 このハイデラバードに2015年、同州と地元の大学等のバックアップを受けて「T-Hub(ティーハブ)」というスタートアップを育成する施設が設立された。インド中の応募から選ばれたスタートアップが、実業経験を持つメンターの支援で製品やサービス、マーケティングや販売企画などに磨きをかけて短期間で巣立っていく。一方、世界中の企業や投資家はここでユニークなスタートアップと出会い、協業へ進む。真珠の貿易が盛んでかつて「パール・シティ」と呼ばれた街はいま、最先端のイノベーションシティとして大きく変貌しつつある。

T-Hub(ティーハブ)は、インド情報技術大学ハイデラバード校のキャンパスの一角にある。

ハイドラバードのダウンタウンから少し離れたエリアでも、次々と開発が進む。写真中央はアマゾンのオフィスのひとつで、この他建設中だ。この手前にはグーグルのオフィスがある。

モノづくり、バイオ、IT系も呑み込むハイデラバードから、世界に向けてキラ星が羽ばたく

「2019年中には増設工事が完了し、ティーハブは世界で一番大きなインキュベーション施設となる」とテランガナ州首席秘書官(IT)のジャエシュ・ラジャン氏は語る。同州は今回の施設拡大に約30億ルピー(約46億円)を投資してハイデラバードを世界規模の「イノベーション創発の地」として育てようとしている。ハイデラバードは元々バイオやハイテクには強みを持っており、製薬会社のドクターレディや航空機や鉄道の設計受託を行うIT企業「サイエント」などの大手インド企業の本社がある。マイクロソフトのインド本社は、2020年にここで30周年を迎え、2019年にはアマゾンやクアルコムの米国以外で最大のオフィスが完成するなど進化の動きは止まらない。

 真珠ならぬスタートアップのキラ星たちが、ハイデラバードから世界へ羽ばたいている。そのさらなる可能性や日本への期待などについて、ティーハブの取材と新CEOナラヤン氏のインタビューをもとにお伝えしたい。

ティーハブの新しい建物(現在の5倍以上の規模)の完成予定イラスト。テクノロジー企業が集まるテックパークに年内オープン予定。(イラスト提供:T-Hub)
*国連のThe World’s Cities in 2018より

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