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【2019上半期ヒット商品大研究】時代性や業界の垣根を越えたコラボが生む新しい価値

2019.07.24

『雲駄』

現代は「コト消費」の時代といわれるが、新しいアイデアやデザインの変更、または絶妙なプロモーションなどでヒットした商品は数多く存在する。2019年の上半期に消費者が求めていたのは、どのようなものだったのかーー。専門家が消費動向を分析した。

『何かにつながる』という期待をあおるアイデア

 昨今大成功を収めたクラウドファンディングのプロジェクトの中には、「未来へのチャレンジ」「未知の体験」といった傾向を感じさせるものがいくつかあります。

 例えば、少し前に『ルッキンググラス』というホログラムディスプレイを、日本で販売するプロジェクトがありました。表示した3Dホログラムに触れることができる、という非常にインパクトのあるプロダクトでしたが、どう便利に使えるのか見当がつきませんよね(笑)。それでも、結果として5000万円近い支援金を集めたのは、プログラマーやクリエイターといったクリエイティブに携わる人の期待を大いにあおったからです。このように、作り手にとってのクラウドファンディングの魅力は、未来の社会を見据えたニーズに対する先鋭的なアイデアを簡単に具現化でき、生産ロット数などを気にすることなく商品化できるところにあります。

 その一方で、2015年頃から登場し始めたスマートロックにしても、最初は「よくこんなモノを作れるな」という印象でした。しかし、作る側の技術力が大きく向上したことで、より使いやすく進化し、今では一般的に使われるプロダクトになりました。ユーザーにワクワク感を与えること、コアであっても確実に存在するニーズを的確にとらえるモノやサービスが、これまで以上に増えていくように感じます。

 また近年は、時代性や業界の垣根を越えたコラボレーションが活発になっています。雪駄(せった)とトレンドのスニーカーを融合した『unda–雲駄(うんだ)』はその好例でしょう。2か月のプロジェクト期間中に、総支援金額2167万円、目標金額比4335%を達成し、大ヒットを記録しました。日本の伝統的なプロダクトが今の若い支援者層には新鮮に映るということです。もちろん、ただ古いだけでなく、最新技術を付与して現代の生活にフィットさせたこともポイントです。伝統の掘り起こしと、新たな価値を提示するという動きも、さらに活性化していくはずです。

中山亮太郎さんマクアケ 代表取締役社長 中山亮太郎さん
2006年、サイバーエージェント入社。2013年、サイバーエージェント・クラウドファンディング(現マクアケ)代表に就任。

『雲駄』鼻緒付きのアッパーにスニーカーソールを融合。日本の伝統的な履物をモダナイズした『雲駄』は2000万円超の支援金を集めて話題に。

取材・文/内野智子、溝口敏正(spotting.)

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