人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

ダブルヘッダーで1日中動き回る「昼寝型人間」の特徴

2019.06.24

 世のビジネスは株式市場などをはじめ“朝型”の活動が標準となっているが、実のところ人々の半数近くは“夜型”だともいわれている。朝型がメインの社会活動において、夜型人間の能力をじゅうぶんに活用できないのは、ある種の社会的損失かもしれない。

夜型人間は本来の能力を発揮できない?

 夜型人間は決してマイノリティではなく、少なくとも人々の40%以上を占めるとも言われている。自分に適していないライフスタイルを強制されている夜型人間は、学業や仕事で“本気”を出すまでもなく1日を終えてしまっているのかもしれない。もしそうだとすれば、大きな社会的損失だと言えるだろう。

 英・バーミンガム大学の研究チームが2019年5月に「Sleep」で発表した研究では、実験を通じて夜型人間は朝型の社会生活の中で脳機能をじゅうぶんに働かせられていないことを報告している。学業でも仕事でも、夜型人間は朝型の社会で真価を発揮できていないというのだ。

 38人の実験参加者の内、16人が朝型人間で、22人が夜型人間であった。参加者はぞれぞれ13〜16日間、健康状態を計測・記録するウェアラブル機器を常に装着し、1日3回、朝昼晩と唾液を採取されてメラトニンとコルチゾールの値が計測された。さらに日々の生活実態を浮き彫りにするアンケート調査と作業パフォーマンスを測るいくつかのテストが各時間帯で行なわれ、そして脳のMRIスキャンも行なわれた。

IFL Science」より

 収集したデータを分析した結果、夜型人間は勤務時間中により多く眠気に襲われていることが明らかになった。これはもちろん生産性の低下に繋がり得るものである。

 朝型人間は午前中のテストで優れた成績を収めたが、午後になったからといって成績が顕著に下るわけではなかった。一方で夜型人間はやはり夕方の時間帯でしか良い成績を収めることができなかった。つまり夜型人間は朝型の社会生活のほとんどの時間帯において、本来の能力を発揮できていないのである。

 研究を主導したバーミンガム大学のエリーゼ・フェイサー・チャイルズ博士は「もし社会として時間をもっと柔軟に管理することができれば、社会の生産性を最大化し、健康上のリスクを最小化するために大いに役立つ」と指摘している。

 多くの人々が否応なく朝型の生活に従わされている中にあって、より柔軟なフレックスタイムの導入などによって夜型人間の本領を遺憾なく発揮させることができれば、社会にとっても組織にとっても大きなプラスになるのだろう。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年9月14日(土) 発売

DIME最新号の特別付録は「デジタルスプーンスケール」!さらに激変するスマホの大特集に最新iPhone情報も!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。