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【開発秘話】シリーズ累計95万個売れているコクヨのテープカッター「カルカット」

2019.06.18

■連載/ヒット商品開発秘話

 テープが軽くまっすぐ切れることで好評を博しているコクヨのテープカッター『カルカット』。定番の据え置きタイプをはじめ、持ち運びに便利なハンディタイプなどがラインアップされているが、現在、付け替えが簡単なクリップタイプが好調に売れている。

 2017年11月に発売された『カルカット(クリップタイプ)』は、同社によるとテープカッターでは初のクリップタイプ。マスキングテープに挟んで使う。小巻テープ専用で、テープ幅10〜15mmと20〜25mm幅用の2種類を用意。いずれも全6色で展開している。2019年4月末時点で、シリーズ累計95万個を出荷している。

マスキングテープを複数個所有するユーザーに最適な切る道具がない

 開発が始まったのは2016年から。背景にあったのは、マスキングテープの普及であった。

 工業製品であるマスキングテープは、女性受けするデザインを施したことで雑貨としても扱われるようになり、文房具ブームの波に乗って女性を中心にユーザーを増やしていった。

「雑貨としてのマスキングテープは使用用途がデコレーションだけでなく、ラッピング、付せんやラベルの代わりと用途が広がってきています。マスキングテープユーザーを調査したところ、7割以上の人が3つ以上持っていることがわかりました。どのようにしてマスキングテープを切っているのかを調べたところ、ほとんどの人がハサミや手で切っており、切ることに関して『手ではキレイに切れない』『ハサミを取り出すのが面倒』といった不満を持っていることがわかりました」

 ステーショナリー事業本部マーケティング本部商品企画部東京企画グループの堀ゆりえさんは、このように話す。

コクヨ
ステーショナリー事業本部
マーケティング本部
商品企画部
東京企画グループ
堀ゆりえさん

 同社は過去にも、マスキングテープ用のテープカッターを開発している。それは、2016年6月に発売された『カルカット(ハンディタイプ・マスキングテープ用)』のこと。本体側面の片側を透明にし、外からテープのデザインや残量が確認できるもので、『カルカット』らしく軽い力でまっすぐ切れる。

2016年6月に発売され現在も販売中の『カルカット(ハンディタイプ・マスキングテープ用)』

 しかし、1つのテープカッターにセットできるマスキングテープは1つだけ。持っているマスキングテープの数だけテープカッターを用意するのは現実的ではない。かと言って、1つのテープカッターで複数のマスキングテープを切るとしたら、テープの付け替えという面倒な作業が発生する。

 複数のマスキングテープを使っているユーザーからすると、切るのに最適な道具がなかった。同社はこの点にニーズを見出し、複数のマスキングテープに対応できる付け替えが簡単なクリップタイプのテープカッターを開発することにした。

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