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1日25杯のコーヒーでも動脈硬化は悪化しない?ロンドン大学クイーン・メアリー校発表

2019.06.15

1日25杯のコーヒーでも動脈硬化は悪化しない?

コーヒー好きな人に朗報だ。

コーヒーを習慣的に摂取しても動脈硬化への悪影響はないという研究結果を、英ロンドン大学クイーン・メアリー校のKenneth Fung氏らが、英国心臓血管学会(BCS 2019、6月3~5日、英マンチェスター)で発表した。

約8,000人の英国成人を対象に分析したところ、コーヒーを1日に25杯摂取しても動脈硬化は悪化しないことが示されたという。

研究グループは今回、心臓MRI検査と動脈硬化の状態を評価する脈波検査を受けた成人8,412人のデータを収集。

参加者をコーヒーの摂取量で、(1)1日1杯未満、(2)1日1~3杯、(3)1日3杯超-の3つのグループに分けて、コーヒー摂取量と動脈硬化との関連を調べた。特に喫煙や飲酒の習慣がある男性でコーヒー摂取量が多い傾向がみられたという。

その結果、1日に25杯ものコーヒーを摂取する人もみられたが、これほど多量のコーヒーを摂取しても、1日1杯未満だった人と比べて動脈硬化の悪化は認められないことが分かった。

年齢や性、民族、喫煙習慣、身長や体重、飲酒量、食生活、高血圧といった動脈に影響を及ぼす可能性がある因子で調整して解析しても、「これ以上摂取すると動脈に有害」とされるコーヒー摂取量の上限を明らかにすることはできなかった。

これまでの研究で、コーヒーを摂取すると動脈硬化リスクが高まる可能性が示唆されていた。

ただ、先行研究では一貫した結果は得られておらず、コーヒーの健康への影響については混乱も生じていた。

そのため、Fung氏らは「今回の研究結果によってコーヒーの効果が正しく理解され、このような混乱も収まることを期待している」とコメントしている。

また、Fung氏は「世界中で親しまれているコーヒーだが、その効果に否定的な研究結果があるためにコーヒーを楽しめていない人もいる。

今回の研究結果は因果関係を証明するものではないが、先行研究が示唆するほど、コーヒーは動脈の健康には悪影響を及ぼさない可能性が示された」と説明している。

さらに、Fung氏は「今回の参加者の中には、1日25杯ものコーヒーを飲む人もいたが、最も多く飲むグループでも1日の平均摂取量は5杯程度だった」と指摘。

「今後はこのような人を対象に詳細な研究を行い、コーヒーの安全な摂取量の上限を明らかにしたい」と展望している。

なお、学会発表された研究結果は、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。

(参考情報)
Press Release
https://www.bhf.org.uk/what-we-do/news-from-the-bhf/news-archive/2019/june/coffee-not-as-bad-for-heart-and-circulatory-system-as-previously-thought

構成/編集部

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