10年ぶりに関西線就航のバンクーバー
2位にランクインしたカナダのバンクーバーは、同国の航空会社エア・カナダが6月1日より10年ぶりに関空(大阪)-バンクーバー線を就航させた。
同路線は2008年に運休後、2015年からはエア・カナダが展開するLCCのエア・カナダルージュが運航していたが、今年からはエア・カナダへ切替えとなり、航空会社が同路線を注目していることが伺える。
また、大阪からバンクーバーは約9時間の飛行となるが、エア・カナダルージュの機材には個人用モニターやイヤホンジャックが搭載されていない。機内の設備を重視する人にとってもエア・カナダへの切り替えにより今後さらに需要が高まるかもしれない。
LCC各社が注目するグアム
3位のグアムは、2018年12月に韓国のLCCであるティーウェイ航空が名古屋-グアム線に新規就航した。同路線は名古屋からグアムを結ぶ直行便の唯一のLCCとなる。
2018年7月には同じく韓国のLCCである済州航空が関空(大阪)-グアム線を就航しており、LCC各社がグアムに注目していることが伺える。
LCC各社のグアム線就航だけでなく、グアム政府観光局は日本事務所の運営体制再編成を2018年9月に発表。日本におけるグアムのPR活動強化も渡航者の増加に繋がっていることが予想される。
今回、惜しくもTOP3とならなかった「ダナン」は近年注目を集めているベトナムのビーチリゾート。
2018年10月にはベトナム航空が関空(大阪)-ダナン線を就航させ、2019年2月には中部国際空港(名古屋)とダナン国際空港が友好空港提携を結び、2020年に名古屋-ダナン線の就航を目指している。
日本とベトナムの両国間を行き来する観光客は年々増加傾向にあり、2020年には150万人に達すると予想。ダナンへの更なる旅行者の増加が期待されている。
出典元:株式会社エアトリ
構成/こじへい