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2019.06.10

今年の台風、発生数は平年並みの27個前後、9月をピークに接近・上陸の危険性が上昇

毎年、多くの人を悩ませる台風。今年はいつ頃が発生のピークで、どれくらいの数が日本列島へ接近するのだろうか?

今回、株式会社ウェザーニューズが発表した「2019年の台風傾向」によると、7~8月は沖縄や中国大陸・朝鮮半島へ向かいやすく、9 月をピークに本州付近への接近・上陸の危険性が高まるという。また、今シーズンの台風の年間発生数は平年並の27個前後になる見込みとのこと。

以下にその詳細を紹介していく。

9月をピークに接近・上陸の危険性が高まる

■台風の発生位置について

今シーズンは、弱いエルニーニョ現象が継続し、熱帯の対流活動が活発なエリアが夏は平年(フィリピンの東海上)よりも南に、秋は南東にずれる傾向がある。対流活動が活発なエリアでは多数の積乱雲が発生しやすくなり、これらの積乱雲が集まって台風となるため、台風の発生位置は、夏は平年に比べて南寄り、秋は南東寄りになる予想。

海面水温が高い海域を長く通る影響で、秋は台風の発生から消滅までの寿命が長くなる傾向もある。長寿台風は不規則な進路を取ることが多く、また、ピーク時の勢力が強くなりやすいため、進路予想や雨風の影響に注意が必要だ。

■月別の台風の進路について

今シーズンの太平洋高気圧は、日本の南で西への張り出しが強いものの、北への張り出しは弱い予想(図1)。

7~8月は太平洋高気圧が勢力を強める時期と弱める時期があり、太平洋高気圧の勢力が強い時期は、台風は高気圧の縁を時計回りに進み、平年よりもやや外回りの進路をとって沖縄~中国大陸・朝鮮半島へ向かうことが多くなりそうだ。

一方、太平洋高気圧の勢力が弱い時期は、台風を動かす風が弱くなり、複雑な進路をとったり、動きが遅くなったりしながら日本付近に接近する可能性がある。

9月以降、偏西風が南下してくると、台風は本州付近へ向かう進路をとることが多くなる予想(図2)。昨年、各地に大きな被害をもたらした台風21号や24号も9 月に上陸している。さらに、今年の10月は平年よりも太平洋高気圧の勢力が強く、日本に接近する台風もありそうだ。

図1:フィリピン近海の対流活動と太平洋高気圧の関係(8月)

図2:月別の台風進路傾向

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