
新年度が始まって2ヶ月経ち、気づけばもう6月。新卒・第2新卒者は研修期間を終え、現場でのOJTなどが始まったころだろう。中には早くも、理想と現実のギャップにもがき苦しんでいる人もいるかもしれない。
そんな新社会人の本音に迫るべく今回、新卒・第2新卒者約1000人を対象に「入社前・入社後のギャップ」に関するアンケート調査が実施された。
入社前後を比較したときにギャップを感じた人は約8割!
まず、「入社前と入社後を比較したときにギャップを感じたか」という質問が行われたところ、「はい」が78.3%にも達した。
そこで、「そのギャップは良いギャップか?悪いギャップか?」と尋ねる調査が行われたところ、80.5%が「悪いギャップ」と回答していた。理想と現実の違いに打ちひしがれた人は多いようだ。
悪いギャップと良いギャップ、それぞれの内容とは?
「悪いギャップの内容」について尋ねる調査が行われたところ、「拘束時間」(25.5%)が最多という結果に。以降、「仕事にやりがいを感じられない」(25.1%)、「人間関係」(19.9%)、「給与」(17.7%)、「休日」(7.9%)と続く。
様々な研修を受ける機会の多い新卒・第2新卒の方は、効率の良い業務の進め方がまだ身についていないため、どうしても拘束時間が長く感じたり、想像していたよりも地味な作業の繰り返しでやりがいを感じられなかったりと、ギャップを感じることが多そうだ。
反対に、「良いギャップの内容」について尋ねる調査も行われたところ、「人間関係」(43.8%)が最多だった。以降「拘束時間」(15.6%)と「仕事にやりがいを感じられる」(15.6%)「休日」(13.8%)、「給与」(9.4%)と続く。
「人間関係」が最多だったことから、多くの人にとって職場に理解者がいるということが一種の救いとなっているのかも知れない。