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おろし金デザインで話題の新型「Mac Pro」、その機能をチェック

2019.06.05

Appleはまったく新しい Mac Proと世界最高クラスのプロ仕様ディスプレイApple Pro Display XDR を発表した。

最高レベルの処理能力、拡張性、構成可能性を実現するために設計され、完全に新しくなったMac Proは、最大28コアまで拡張できるワークステーションクラスのXeonプロセッサ、1.5TBという膨大な容量もサポートする高性能なメモリシステム、8基のPCIe拡張スロット、世界最速レベルのグラフィックカードをサポートするグラフィックスアーキテクチが特長。

これに併せて、8K ProRes RAWビデオストリームを3本まで同時再生できる画期的なアクセラレーターカード、Apple Afterburnerも発表した。

Pro Display XDRは、巨大な32インチRetina 6Kディスプレイで、鮮やかなP3広色域と10ビットカラー、ピーク輝度は極限レベルの1,600ニト、コントラスト比1,000,000:1、超ワイドな視野角を特長としつつも、これを画期的な価格で実現した。

「新しいMac Proは、極限レベルの処理能力、拡張性、構成可能性を備えたモジュラー型のシステムを必要とするユーザーの皆様のために設計しました。

強力なXeonプロセッサ、莫大なメモリ容量、革新的なGPUアーキテクチャ、PCIe拡張、Afterburnerアクセラレーターカード、そして驚きのデザインといった特長を備えた新しいMac Proは、プロの皆様が人生最高の仕事を成し遂げることを可能にするモンスターマシンです。

Pro Display XDRは世界最高レベルのプロ仕様ディスプレイで、新しいMac Proの最高のパートナーです。

Retina 6K解像度、鮮やかな発色、極めて高いレベルの明るさとコントラスト比、高度に機能的なデザインなどを特長とするPro Display XDRは、この価格帯のディスプレイで過去に提供されてきた中で最も包括的な機能セットをお届けします」

と、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ·シラー氏は述べている。

プロセッサのとてつもない処理能力と膨大なバンド幅

業務で究極のCPU性能を求めるユーザーのために、Mac Proは最大28コアのパワフルなXeonプロセッサを搭載でき、64本のPCI Expressレーンを駆使することにより、とてつもない処理能力と膨大なバンド幅を得ることができる。

また、最先端の熱アーキテクチャを装備して合計300ワット超の電力を供給できるので、プロセッサは一切の制約を受けることなく常に最大の能力を発揮。

膨大なメモリ容量と拡張性

大規模なプロジェクトでの制作、巨大なデータセットの解析、複数のプロ向けアプリケーションの実行などに取り組むプロのために、Mac Proは拡大するニーズに合わせて膨大なメモリ容量をサポート。

新しいMac Proは6チャンネルのメモリアーキテクチャと計12の物理DIMMスロットを備え、Macでは今までで最大容量となる1.5TBもの膨大なメモリを構成。

さらに前世代のタワー型Mac Proから2倍に増えた、計8基のPCI Express拡張スロットを駆使することで、これまで1台のワークステーションでは実現できなかったようなシステムのカスタマイズまたは拡張が可能となる。

世界で最もパワフルなグラフィックスアーキテクチャ

3Dフィルム素材のアニメーション、8Kシーンの合成、複雑な3D環境の構築に取り組むプロにとって、グラフィックパフォーマンスがますます重要になっている。

だからこそ、新しいMac Proは世界最速レベルのグラフィックカードと、最大56テラフロップスに及ぶグラフィックパフォーマンスを1台のシステムで実現した。

その革新的なまでのグラフィックス拡張アーキテクチャは Apple MPX Module と称し、Thunderboltと統合して500ワット超の電力供給もサポートするが、どちらもグラフィックカードの機能では初となる。

超静粛な動作を実現するために、MPX ModuleはMac Proシステムの熱管理により冷却。

Mac Proのグラフィックス(GPU)オプションは Radeon Pro 580X から用意。新しいMac Proと共にデビューを果たす Radeon Pro Vega II は最大14テラフロップスの計算能力とメモリバンド幅1TB/sの32GBメモリを備える最高クラスのGPU。

同じく新たに登場する Radeon Pro Vega II Duo はとてつもなく高い28テラフロップスの計算能力と64GBメモリの搭載を可能とする Vega II GPU を2基備え、世界最速のグラフィックカードを実現。

Mac ProはMPX Moduleを2台擁することができるので、それぞれに Vega II Duo を装備すれば、描画性能は驚異の56テラフロップスまで高まり、ビデオメモリも128GBまで利用可能となる。

画期的なアクセラレーターカード、Apple Afterburnerの登場

新しいMac Proと共に登場するAfterburnerは、毎秒最大63億ピクセルのスピードでデコーディングを実行できるプログラム可能なASICを搭載。

高品質カメラのネイティブファイル形式を編集しやすいようにプロキシに変換していたような場合、今後はAfterburnerを利用することにより、カメラからネイティブ形式をダイレクトに読み込みながら、8K ProRes RAWビデオなら最大3ストリーム、4K ProRes RAWビデオなら最大12ストリームまでリアルタイムでデコードできるので、プロキシを用いる作業は実質的に不要になる。

360度の内部アクセスが可能な美しいモジュラー式のエンクロージャ

新しいMac Proのデザインは、ステンレススチール製のスペースフレームと、システム全体に360度のアクセスを可能とするアルミニウム製のハウジング(筐体)を大きな特長としている。

このフレームがモジュラー構造と柔軟性をもたらす基礎となり、ここにはMac Proをスタジオ内で簡単に移動するのに便利で滑らかなタッチのハンドルも収まっている。

このハウジングは美しい格子パターンを備え、これが空気の流れを最大限まで高め、静音性を実現した稼働が可能となる。

新しいMac Proを編集卓やマシンルームでラックを使い収納したいユーザーのために、ラックマウントに最適化されたバージョンのMac Proも今秋に登場する予定だ。

プロのワークフローを変革するパフォーマンス

最大28コアのXeonプロセッサ、56テラフロップスのグラフィックパフォーマンス、画期的なAfterburnerカードを搭載することで、新しいMac Proはプロのワークフローを完全に変えてしまうような処理能力を提供。

プロ向けアプリケーションのデベロッパの多くが、これまでワークステーション1台では決して得られなかったような驚きの結果を目にしている。

・Blackmagic Design―フル稼働のCPUおよびマルチGPUによって高速化した、ProRes 4444形式での8Kリアルタイム編集、エフェクト、色補正が初めて可能になる。

・Avid―最大6枚のHDXカードのサポートに対応することで、Mac Pro以外のシステムで Pro Tools を稼働させた場合よりも多くの入出力数、発音数の増大、リアルタイムDSP処理の倍増などが実現。

・Maxon―NVIDIA Quadro RTX 8000カードを3枚装備して最大限に高速化したWindowsワークステーションと比較した場合、新しいMac Proで稼働するCinema 4DはGPUのレンダリング性能が20パーセント高速になる。

Pro Display XDRは過去最大となるRetinaディスプレイを搭載

Pro Display XDRは、2000万以上のピクセルで構成されるRetina 6K解像度(6016×3384ピクセル)の32インチLCDパネルを搭載し、Retina 5Kディスプレイよりも約40パーセントも広い画面領域で、超鮮明な高解像度の視覚体験を提供。

P3広色域と真の10ビットカラーにより10億色以上の表示が可能なので、プロの皆様は、映像·写真の編集、3Dアニメーション、カラーグレーディングといった作業に欠かせない、きわめて現実(実物)に近い視覚体験を味わうことができる。

Pro Display XDRは業界最高クラスの偏光子技術を採用したことで、正面以外から見ても正確な色が表示できる超ワイドな視野角を実現しており、複数人で同時に画面を見た場合にも同じ内容でより正確に見られるようになる。

反射光を抑えるために、Pro Display XDRでは業界トップクラスの反射防止コーティング技術を採用しており、反射率を下げてグレアを抑えるために、ディスプレイ表面のガラスにナノメートルレベルの微細なエッチングを施す「ナノテクスチャー」と呼ばれる画期的で新しいマット(非光沢)オプションも提供。

コンテンツを生き生きと見せる極限まで広いダイナミックレンジ

現実世界で見えるものが正しく見えるように、Pro Display XDRではハイダイナミックレンジ(HDR)を完全に新しい極限レベルまで押し上げた。

Pro Display XDRは、LEDの巨大なアレイ(配列)を用いたダイレクトバックライトシステムを採用し、フルスクリーン輝度で1,000ニト、ピーク輝度で1,600ニトを実現しており、この数字は一般的なディスプレイをはるかに凌ぐ。

アルミニウムの格子パターンをヒートシンクとして利用する先進的なサーマルシステムにより、Pro Display XDRはフルスクリーン輝度の1,000ニトをいつまでも保つことができ、この解像度のディスプレイでは決して得られなかった数字を実現している。

さらに 1,000,000:1 という驚愕のコントラスト比により、画面に映し出されるイメージは、最高に明るい鏡面ハイライト、漆黒のブラック、そしてその中間にあるあらゆるディテールの色で表現される。

プロのワークフローに配慮した美しく柔軟なモジュラーデザイン

Pro Display XDRは、美しいアルミニウム製のエンクロージャに収めた端から端まで広がるガラスと9ミリメートル幅の細い境界といった高度に機能的で柔軟なデザインを特長としている。

Pro Standは巧妙に設計された専用アームで、Pro Display XDRを完璧なバランスで支え、ほとんど重さを感じさせずに、ディスプレイを狙った位置に簡単にセットできる。

Pro Standでは画面の傾きと高さを調節でき、Pro Display XDRを回転してポートレート(縦長)モードに切り換えることも可能。

これは写真のレタッチ、ウェブページのデザイン、プログラミングのような作業に向いている。

Pro Standは取り外しが簡単で、素早く取り付け·取り外しできるので、ロケ現場に持っていくことも可能だ。

ディスプレイマウントに独自の要件を求めている場合は、Pro Standの代わりにVESAマウントアダプタを取り付けることもできる。

Pro Display XDRは、新しいMac Proを含む、Mac製品とThunderbolt 3ケーブル1本でスムーズにつながり、Mac Proと接続する場合には6台までのディスプレイをつなぎ、息を呑むような最大1億2000万ピクセルの広大な画面を得ることもできる。

価格と販売について

新しいMac Proの販売価格は5,999米ドルを予定しており、受注は今秋より開始。Pro Display XDRの販売価格は4,999米ドル、Pro Standは999米ドル、VESAマウントアダプタの価格は199米ドルを予定している。今秋よりオーダーできる予定だ。

関連情報:https://www.apple.com/jp/

構成/編集部

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