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2019.06.09

リモート操作で動くロボットカメラが決定的瞬間を狙う!ゲッティイメージズが東京五輪で使用する撮影機材がスゴい

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

撮影から配信まで1分以内を可能にした最新機材とテクノロジー

 1988年のソウル大会からIOC・IPCの公式フォトエージェンシーである「ゲッティイメージズ」が、2020東京オリンピック・パラリンピック大会(以下2020東京大会)で使用するカメラやテクノロジーを公開した。

 ゲッティイメージズは1968年のメキシコシティ大会から取材を開始。世界最大のオリンピックアーカイブを所有し、その中には1896年の第1回アテネ大会、アジア初となった1964年の東京大会も含まれる。

 撮影機材や技術の革新により大会を重ねるごとに、クオリティの高さ、配信の速さが格段に向上している。フィルムで撮影していた1990年代までは写真の配信に40分~1時間かかっていたが、デジタルカメラ、LAN環境が整備されたことで、前回のリオデジャネイロ大会(2016年)では、撮影から1分で世界に配信できるようになった。

「ゲッティイメージズが開発した『フォーカス』という写真編集ソフトを使い、フォトグラファーからの写真を高速で取り込み瞬時に表示。それをエディターが迅速に選んで編集、キャプションを書き込む。撮影、編集、配信まで1分以内。世界中のどこからでも同じ写真を共有して見ることが可能だ。リオ大会では約160万枚を撮影、約8万枚をウエブサイトで世界に提供した。

 2020東京大会は今までで一番広域で行われる大会で42会場と練習会場などに回線を引く必要があり、各社とパートナーシップを組み通信環境を整備、世界中のエディターとリアルタイムでつなぐことが重要となる。そのため2020東京大会では、IOC、Tokyo2020組織委員会、NTTと連携し、初の試みとなるインテリジェントネットワークを開発した。

 大会中で最大のイベントは開会式。200ヵ国以上から12000人以上のアスリートが一堂に会し約5時間の長丁場となる。今回の大会では世界から約1500名のフォトグラファーが参加するが、ゲッティイメージズでは世界有数のフォトグラファー60名以上を集結させ、他社には負けない映像を提供したいと思っている」(ゲッティイメージズ シニアディレクター マイケル・ヘイマン氏)

 ゲッティイメージズでは前回大会終了の4年前からすでに準備を開始し、会場設営は30日前からスタートさせる。フォトグラファー、エディターなど140名体制で臨み、オフィシャルパートナーとして毎日すべての会場を取材、33の競技で339種目、50種別の競技を撮影。さらに史上最高となる1000個以上のメダルが授与される2020東京大会で、メダルの授与式もすべてカバー。トレーニング、記者会見、突発的なニュースにも対応する。

 カメラ、コンピューター、スマートフォンなど1000以上の機材を使用、17日間に約200万枚を撮影する。メインプレスセンターと各会場のカメラをつなぐケーブルは約1000kmにもおよび、100名以上のサポートスタッフがリアルタイムで現地事務所から作業をする。

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