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ヒット番組を連発する名プロデューサーが説く「ボツになっても捨てない、消さない」仕事術

2019.06.05

数々のヒット番組を生み出してきた栗原甚プロデューサー。新著『すごい準備』では「準備ノート」術を公開している。引き続き、栗原氏にそのノート術を聞いた。

前編はこちら

インタビュー中も栗原氏は1冊のノートを開いていた。その右ページはピンク色の文字でびっしり埋まっており、そこに栗原氏は水色のフリクションペンで時折、書き込みをしていた。

原点に戻りたい時に戻れる! すごいノート色分け術

--------手書きがお好きなんですか?

「好きというわけではないんですが、デジタルツールって基本、上書き保存でしょ? ぼくは上書き保存、しません。この本の原稿も、一番はじめに書いた昨年3月バージョン、4月25日バージョン、29日バージョンなどなど、すべて別ファイルで保存してあります。3月バージョンに戻りたいなと思ったらすぐ戻れるように。

ぼくはアイデアが浮かんだその最初のモードを大切にしたいんです。はじめに戻ってみると、原稿がその後どう変わっていったか、編集者の意見がどう反映されていったか、どんな肉付けがされていったか、進化のプロセスがわかります。プロセスを消さないというのがぼくの仕事の仕方の基本です」

------ノートの字がピンクですね。

「ぼくはいつもピンクから書き始めます。その後、何か書き加えるときは水色。次は黒です。その次は赤。それでも書き足りなければ蛍光ペンの黄色、緑と、色の順番が決まっています。こうすると字の色を見れば、それがいつ考えたことか、何番目に出てきた考えなのかがわかります。

これが大事。一番はじめのアイデアなのか、2番目なのか、3番目なのか。企画はやっぱり初めに考えついたときが一番面白い。仕事にかぎらず、恋愛でもなんでも最初の気持ちはシンプルでしょ? シンプルなほうが人には伝わります。企画を立てるうえでシンプルさを失わないことも大切。

だからぼくは、それを忘れないようにしています。そのために常に原点に戻れるように色を変えるんです」

-------ピンク色がお好きなんですか?

「えーと、ピンクが一番面白そうに見えるからです(笑) 次は冷静になりたいから水色に、その次はいろんな人の意見を聞いたりして一般的なことを書くから黒。さらに考えてピンクより進化できることがあれば赤。さらに大事なところは蛍光ペンで目立たせます」

字の色にも意味がある。これも栗原氏の「すごい準備」と言えるだろう。

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