
2019年、2020年、2021年の3年間を「ゴールデン・スポーツイヤーズ」と呼ぶ動きが出てきている。2020年は東京オリンピック・パラリンピック、2021年は関西ワールドマスターズゲーム、そして今年2019年はラグビーワールドカップが開催されるからだ。
この3年間、インバウンドや地方活性化が活性化するのは間違いなく、そのため、都市開発や法整備が着々と進められているが、そうした中でチケットの高額転売の取り締まりも強化されている。
ゴールデン・スポーツイヤーズの開始年の2019年。6月施行の「不正転売禁止法」とは!?
これまでも人気アーティストのライブなどにおいて、「ダフ屋」と呼ばれる不正転売者がチケットを元の販売価格の数倍で取引されるなど違法行為が横行し、自治体の条例で取り締まりを行っているものの、ネット上にまでは効力が及んでおらず、問題となっていた。
そこで、大型スポーツイベント前に法整備が進められ、ついに2019年6月14日に施行される「チケット不正転売禁止法」。実際にどのような法律になっているのだろうか。
問題解決の鍵となるはずの不正転売対策が、さらなる混乱を招くことも!
一方で、興行主とファンの両者ともにメリットをもたらすはずの不正転売防止施策による、混乱や問題が起きる例も出てきている。