
『iPhone』からイヤホンジャックが消えて以降、ワイヤレスイヤホンの売れ行きが急増したが、現在は、イヤホンの左右をつなぐケーブルすらない〝完全ワイヤレスイヤホン〟がトレンド。イヤホン・ヘッドホン専門店のe☆イヤホンでも、前年比300%という猛烈な勢いで売れている。
「高音質で、音の途切れや遅延が少ない商品が増えてきました。上位を新興メーカーが独占していますが、共通するのはほかの機種にはない特徴があることです。ハイエンドに負けない音質のタオトロニクスやゼロ・オーディオ、100時間の長時間バッテリーを搭載したアビオットが選ばれる理由もそこにあります」(中里さん)
ただ、イヤホン選びは音質だけではなく、つけ心地のチェックも大事だという。
「耳にフィットしなかったり、長時間使うと疲れるようなモデルはおすすめしません。当店では試聴機を用意しフィット感も確かめていただいています」(中里さん)
e☆イヤホン 秋葉原店 完全ワイヤレスイヤホン担当
中里尚貴さん
店頭では機種の特徴や選び方などのアドバイスを行ない、最適なモデルをアテンドする。自身は5位に入ったゼンハイザーを愛用している。
【1位】タオトロニクス『Duo Free』
8510円(税込み)
アンダー1万円でもこだわり満載
入門用の最安クラスながら、曲送りや音量調節ができるタッチセンサーを搭載。音のよさには定評がありジャンルを問わず楽しめる。自動電源オンオフ&ペアリング機能も付く。
[充電時間/駆動時間]1.5時間/16.5時間 [重量]約10.4g
アーティストがライブなどで使う、カスタムインナーイヤモニターから着想を得たデザイン。
〈EDITOR’S VOICE〉耳あたりがよく、サウンドは重厚で華やか。この値段なら買っちゃいますね。(編集テラダ)