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まずはパパが実践!家庭でできる「STEM教育」の始め方

2019.05.26

「我が子には早めに『STEM教育』をしておきたい。」STEM教育というワードが広がりつつある今、いち早く動きたいと考える人は多いのではないだろうか?

今回は、STEM教育を研究する埼玉大学STEM教育研究センターに、日本のSTEM教育の現状と、STEM教育の自宅での実践方法を聞いた。

日本のSTEM教育の現状

まずは「STEM教育」の意味の確認をしておこう。埼玉大学STEM教育研究センターの代表で埼玉大学 教育学部の准教授 野村泰朗氏は次のように解説する。

「STEMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)のそれぞれの学問分野の英単語の頭文字を取ったもので、STEM教育とは科学(S)、数学(M)領域を中心に、さまざまな分野の知識や技能を組み合わせた技術(T)を用いて、想像力を働かせて社会や日常生活の問題をコストや利便性等のさまざまな良さを検討しながら工学(E)的に、よりよく解決できる力を育む教育のことをいいます。近年、さらに情報通信技術(Information and Communication Technology: ICT)やプログラミングもSTEM教育の中の重要な分野として注目されています」

日本のSTEM教育は、海外と比べてどうなのか? 野村准教授は現状について次のように話す。

「私どもの研究では、日本は諸外国に比べてSTEM教育が遅れているということはなく、むしろ最先端を走っている国の一つと言うことができると考えています。

その理由は、STEM教育の定義をどう捉えるかということと関係します。私どもでは、世界のSTEM教育の潮流を大きく米国型とヨーロッパ型に分けて捉えています」

●米国型STEM教育

産業界が中心となって教育への期待・要望としてSTEM人材(STEM Workforce)と呼ばれる、科学技術・理数分野に総合的に強い労働力の確保を目指した教育。

●ヨーロッパ型STEM教育

広く21世紀を生きる市民として、これまで以上に学問分野を融合させ、特に科学や理数(プログラミング的思考を含む)を駆使して問題解決ができる市民教育として総合学習を推し進めるもの。

「この2つのうち、日本には、ヨーロッパ型のSTEM教育の考え方については、すでに定着してきています。20年以上前から学習指導要領に『総合的な学習の時間」が導入されており、それに加えて小学校低学年には理科、社会科を廃止して代わりに自分と自然や社会との関わりについて体験的に学ぶ『生活科』も導入されています。2020年から導入される新学習指導要領では『総合的な探求の時間』と名称を変え、一層力を入れようとしています。

日本では、STEMという言葉こそあまり見聞きはしませんが、STEM教育の考え方は広く浸透してきており、その重要性に注目が集まっています。

日本における生活科、総合的な学習の時間や算数科での取り組みは、諸外国に引けをとらない先端的な教育であり、その歴史を大事にし、より現在の人工知能時代に対応できるように進化させることが大事だと考えています」

野村准教授の研究グループでは、日本国内においては「プログラミング教育」や「STEM教育」という言葉自体を強調するのではなく、「実質的な中身」に学校の先生や家庭の保護者に注意を向けてもらえるよう、これらの教育の普及方法について研究を行っているという。

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