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○○を持った女性は性的対象として見られやすい?

2019.05.24

 ルックスやスタイルの良い女性を見かければ思わず視線が誘われてしまうものだが、そもそも見知らぬ人をジロジロ見るのは慎みを欠いた行為である。それでも我々の多くがあまり気兼ねなく魅力的な女性を見つめてしまうのは、彼女を人間ではなく“モノ”として見ているからであることが最新の研究で報告されている。

肌の露出が多い魅力的な女性は“モノ”として認識される

 スタイルの良い女性を見かけたり、セクシーなグラビアアイドルの写真が目に入ったりした時、少なくない男性陣は思わず目を奪われてしまうが、そうしたケースでは言葉は悪いがたいていの場合、その女性を“モノ”として見ているという。もちろん褒められたことではないが、我々が魅力的な女性をモノとして見てしまうのは、脳神経科学的にある意味では仕方のないことであることが最新の研究で報告されている。

 イタリア・トレント大学をはじめとする研究チームが2019年4月に「Scientific Reports」で発表した研究では、実験参加者に脳活動をモニターする機器(EEG)を装着してもらい、女性と男性の画像を見た時の脳活動を分析している。

 実験参加者の男女は、顔と手以外をすべて覆った服装の男女と、水着姿や下着姿など肌の露出が多い男女の画像を見せられてそれぞれ脳活動がモニターされた。我々の脳には人格を持った人間を見た時に活発になる部位と、モノを認識した時に反応する部位がある。

Medical Xpress」より

 収集したデータを分析した結果、男性にとっても女性にとっても肌の露出が多い女性の人間性を低く感じており、モノに似た存在であると認識していることが突き止められた。一方で男性の場合は肌の露出が多くてもそれほどモノとは見られてはいなかった。そして服装に関わらず全体的に女性のほうがモノに見られやすいこともまた判明した。

 もちろん倫理的に女性をモノとして見るようなことがあってはならないのだが、我々の脳はどうしても肌の露出が多い魅力的な女性をモノと見なしてしまうようだ。そしてこうした美しい女性への認識は、我々の従来の文化で期待されているジェンダー観やメディアでの女性の描かれ方によってますます強化されていくのである。

 性的モノ化(sexual_objectification)は男性の持つ女性観に影響を及ぼすばかりでなく、女性自身が自らの肉体をモノとして扱うことにも繋がっている。これは摂食障害や性的機能不全、メンタルヘルスの悪化などに結びついていることは明らかだ。こうした認知レベルで刷り込まれてしまっている女性への性的モノ化について、まずは広く理解されることが必要とされているのだろう。

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