
世界的に人気が高まっているスマートウォッチ
ここ1~2年、スマートウォッチの人気が世界的に高まっています。調査会社Strategy Analyticsによると、2018年第4四半期の世界のスマートウォッチの出荷台数は、前年比56%増の1820万台に達し、過去最高を記録しました。
Apple Watchのシェアが半分を占めているのですが、他社のスマートウォッチも人気が高まっています。これらが今、注力しているのがヘルスケア機能です。心拍センサーで心拍数を確認できるのは当然、Apple Watchは転倒を検知して緊急通報する機能や、日本版は利用できませんが心電図機能(ECG)も搭載しています。また、睡眠状態や血圧を測る機能を搭載するスマートウォッチも登場しています。
スマートウォッチは大きなディスプレイを搭載したり、アナログ時計にディスプレイを加えたりと、腕時計らしいスタイルでデザインに凝ったものが多く、価格は若干高めです。一方、ヘルスケア機能だったら、フィットネスバンドと呼ばれる手首に巻く活動量計も負けていません。小型軽量で、ディスプレイはあっても小さく、電池持ちが優れているのが最大の魅力。通常使用であれば1度の充電で1週間は使えます。また、数千円からと気軽に購入できる価格ですので、健康維持に役立てたいならフィットネスバンドは魅力的な選択肢です。
1日中装着していても負担にならない「HUAWEI Band 3」
今回ご紹介する「HUAWEI Band 3」は、心拍センサーとカラーの有機ELスクリーンを搭載したフィットネスバンドです。AndroidスマホとiOS端末に対応しており、スマホに専用のアプリ「HUAWEI Health」をダウンロードして使います。なお、HUAWEI Bandのヘルスケア活動量データとヘルスデータは、iPhoneの「ヘルスケア」アプリでも利用できます。
本体の重さは約24グラムと非常に軽く、幅も約19ミリと細身。1日中装着していても苦にならない形状なので、時計(スマートウォッチを含む)と一緒に装着している人もいるくらいです。バッテリーは100mAhですが、待受時間は通常使用で約10日。今回の試用では、睡眠モニタリングを利用し、心拍を常時測定するバッテリー消費が激しい設定でしたが、それでも1度の充電で5日間は使えました。毎日充電しなくていいのは非常に快適です。
また、5気圧防水なので、水を気にせず使えるのはもちろん、水泳でも利用できます。
HUAWEI Band 3を1週間ほど利用。1回の充電で5日間以上使えた。
Band 3の設定や各種データの確認には専用アプリ「HUAWEI Health」アプリが必要。Google PlayやApp Storeからスマホにダウンロードしておく(写真はiPhone向けアプリ)。なお、ファーウェイ製のスマホではプリセットされている「ヘルスケア」アプリを利用する。