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わずか1回の治療で効果が期待できる免疫療法「キムリア」って何?

2019.05.23

キムリア

 1981年以降、日本人の死亡原因はがんが1位となっている。その新たな治療法が、人間の体内にある免疫本来の力を回復させ、がん細胞を排除する免疫療法だ。一般にCAR‐T細胞療法「CTL019」と言われる、ノバルティスファーマ社『キムリア』はそのひとつ。患者自身から取り出した免疫細胞(T細胞)の遺伝子を改変し、がん細胞を攻撃しやすくして体内に戻すのが特徴。

『キムリア』は今年3月に、厚生労働省の製造販売承認を取得した。対象となるのが、従来の治療では改善が難しいとされる小児がん(再発性または難治性の急性リンパ芽球性白血病=ALL)とリンパ腫(再発性または難治性のDLBCL)。国内には年間250人の患者がいると想定されている。

 すでにアメリカでは2年前から販売承認が下りているが、治療はわずか1回で効果が見られるとか。費用は5000万円以上と超高額で、日本での薬価はまだ決定していない。ただし、2014年に日本で承認された免疫チェックポイント阻害剤『オプジーボ』が、保険への適用と用法用量の改定によって、4分の1にまで安くなった例も。これと同様に、費用が下がることを期待する声も大きい。

『キムリア』以外にも最近ではテレビのリモコンに使う近赤外線の光エネルギーを利用した「光免疫療法」が話題に。今後進むであろう臨床試験の結果や医療機関の対応に注目だ。

■ CAR-T細胞療法の概要

 CAR-T細胞療法の概要

すでに海外では、主に6歳以下の小児に多い急性リンパ芽球性白血病でCAR-T細胞療法が実用化され、劇的な効果を挙げているとか。

CAR‐T細胞療法日本医療研究開発機構などでは承認に先駆け、CAR‐T細胞療法に関する治験の準備が進められている。

出典:国立研究開発法人日本医療研究開発機構

取材・文/西内義雄

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