選べる2つの新料金プラン
初期費用は一律3240円(税込以下同)。利用内容に応じて機器購入代、月額料金から成っている。「スタトクプラン」はすべての機器購入料金が0円で、「ツキトクプラン」は機器購入料金が必要な分だけかかるが、月額利用料金がお得になる。利用機器によって異なるが「スタトクプラン」にメリットを感じる人は多いのではないかと九州電力は話す。ただし「スタトクプラン」は2年間の縛りがあり、期間内の解約では違反金が発生する。
料金の一例では「スタトクプラン」でキューンボイス、キューンオートメーション利用の場合は初期料金のほか、月額利用料は755円。キューンボイス、キューンセーフティ利用でAIスピーカー1台、機器類11台の場合、「スタトクプラン」では初期費用のほか月額2911円となる。
【AJの読み】初めてのスマートスピーカーとしては使いやすそう
日本では2017年から発売が開始されたスマートスピーカー(AIスピーカー、音声スピーカーなどメーカーによって呼称は異なる)だが、認知度が約60%あるにもかかわらず、日本での普及率は約3%にとどまっている。外国勢の「Google Home」「Amazon Echo」が人気だが、日本発としては価格が安くLINEの無料通話が使える「LINE Clova」や、音響メーカーの製品も出ている。
スマートスピーカーを選ぶ基準は音楽重視、家電コントローラといった機能重視と人ぞれぞれだが、キューンはサービスを一通り網羅し、電力会社ならではの電気使用量や料金の管理までこなす。料金的にも機器購入費無料の「スタトクプラン」もあり、初めてのスマートスピーカーとしては使いやすい仕様になっていると思う。ただ、日本人の感性に合うAIスピーカー=自分好みのキャラが作れるというのは「へ?」という印象があるけれど……。
文/阿部 純子