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アジア最大級の「台北国際サイクルショー」で見えてきたスポーツバイクの新潮流

2019.05.25

■連載/星野知大のBike&Run快体進書

 世界各国から1,100社以上のメーカーが出展し、例年3万人を超す来場者が集うアジア最大級の自転車ショー「台北国際サイクルショー」(以下、台北ショー)が、2019年3月27日~30日に台湾・台北で開催。スポーツバイクやシティサイクル、電動アシスト自転車などの生産拠点として自転車関連産業が盛んな同地で開催されることもあり、人気の大手自転車メーカーだけでなく、新興メーカーから細かなパーツや素材のみを取り扱う工場まで幅広い出展者が集い、様々な最先端アイテムが展示された。

 今回、東京・新宿で常時500台以上を展示する大型スポーツバイク専門店「ワイズロード新宿本館」の那須信一店長が現地台湾を訪問。台北ショーだけでなく現地の工場などにも直接足を運び、最新トレンドに精通する那須店長が、日本未発売モデルから2019年に日本で人気拡大が期待されるアイテムまで、3つの注目トレンドを紹介する。

最先端の技術や斬新なデザインが取り入れられた自転車、さらに日本では見ることのできないメーカーのアイテムなどが並ぶ台北ショー。2019年の開催4日間のうち、2日間は業界関係者のみのビジネスデー、2日間は一般のサイクリストも入場が可能

フロント変速シングル×リア多段化がロードバイク・クロスバイクの新潮流となる!

 スポーツバイクの変速は、ペダル近くの前側(フロント)と車体最後部の後ろ側(リア)の2カ所あり、フロントはギヤの重さを一変速で大きく変えるのに対し、リアはフロントより小さく変速する機構となっている。現在販売されているスポーツバイクにはフロントが2~3速・リアは最大12速の機構が装着されていることが多いなか、那須店長が注目するのはフロントにシングル(1速)を採用したローター社の『1×13(ワン バイ サーティーン)』(日本での発売時期・価格未定)と、スラム社の『レッド eTap AXS 1X』だ(油圧ブレーキ仕様414,500円(税抜)/リムブレーキ仕様391,500円(税抜))。すでにMTB(オフロード自転車)にはフロント1速が多く採用され始めてきているが、『1×13』と『レッド eTap AXS 1X』はオンロードを走るロードバイクやトライアスロンバイク用に開発されている点が注目だ。

「ローターが従来の変速よりも多いリア13段変速を昨年発表し、今後他のメーカーの変速機構でもさらなるリアの多段化が進んでいくことが予想されます。そうなればフロントが1速でもリア変速だけで十分に軽い~重いギヤをカバーすることが可能となり、近い将来ロードバイクやクロスバイクでもフロント1速が採用されることが一般的になっていくでしょう」と那須店長。

 フロントが1速になることで軽量化につながるだけでなく、リアの変速のみに集中できる。さらに、大きくチェーンが動くことになるフロント変速時にはチェーンがギヤ歯から外れてしまうこともあるので、このトラブル発生がなくなる点もメリットだ。

リアディレーラー、シフター、ブレーキキャリパー、チェーンなどを含めた総重量1785gの『ローター 1×13』

『ローター 1×13』はリア13段変速を採用し、リアのみで重い~軽いギヤでの走行を可能にしている

トライアスロンレースなどで活躍するフロントに大きな(重い)ギヤ1速を装備した『レッド eTap AXS 1X』(写真はリムブレーキ仕様)

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