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口の中でとろける極上の味わい!フランス国家最優秀職人と技術提携をしたオーム乳業の「モンス デイリー ヨーグルト」

2019.05.24

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

業務用メーカーのオーム乳業初の小売用ヨーグルト

洋菓子、レストランなど業務用乳製品を80余年に渡り作り続けてきた、福岡県大牟田市に本社のある「オーム乳業」が、フランス国家最優秀職人(M.O.F)のチーズ熟成士、エルベ・モンス氏と技術提携した「モンス デイリー ヨーグルト」を発売した。

「弊社は業務用のクリーム、チーズを作っているが、人口減や気象などさまざまな要因で生クリームの消費量が減少しており、新しく小売向けの商品を打ち出すことを決断した。2016年にメゾンモンスのヨーグルトを知り、2017年に技術者をフランスのロワールに派遣して共同で開発を進めてきた。2年かけてようやく商品化が実現した」(オーム乳業 代表取締役社長 清木場広光氏)

モンス氏は2000年にチーズ部門におけるフランス国家最優秀職人(M.O.F)を獲得し、チーズ熟成士の社会的地位が高いフランスはもちろん、世界各国で高い評価を得ている。「メゾンモンス」のチーズはフランス国内の有名レストラン約100軒、欧米、日本など25か国に輸出されている。

メゾンモンスは1964年にチーズ販売からスタートした家族経営で、フランスの中央部にある小さな町サントンシャテルに本社を置く。M.O.F受賞後、フランス国内外に事業を拡げ、2009年には鉄道トンネル跡を買い取り、天然の熟成庫「カーブ・ドゥ・ラ・コロンジュ」を設立した。

メゾンモンスのチーズには固有の名称があり、そのうちのひとつが「サレース牛のミルクのみで製造したチーズ」。フランスでサレース牛のミルクでチーズを作っているのは6軒しかないという希少なチーズだ。さらに2017年には「コート ロアネーズ乳製品製造所(LCR)」をロワーヌに設立。LCRの最初の製品がヨーグルトだった。

「現在のヨーグルト製品の大半は、粉乳、増粘剤、ゼラチン、香料、砂糖などを加えている。ヨーグルトはチーズの先祖とも言われており、我々は純粋にミルクと乳酸菌のみでナチュラルなヨーグルトを作りたかった。製造所から半径20km以内にある、BIO認証(オーガニック)を受けた生産者による、前日夜から当日の朝に搾乳したフレッシュなミルクを使用。生産者とのネットワークを活かした製造方法はヨーグルトに合わせるジャムにおいても同様だ。使っている乳酸菌はブルガリア菌とサーモフィルス菌で、クリーミーでまろやかな食感で酸味が強すぎず、かつグルマンであるヨーグルトが実現した」(モンス氏)

オーム乳業がヨーグルト開発の検討中に訪れたフランス視察でメゾンモンスのヨーグルトに出合い技術提携を打診したが、オーム乳業との技術提携に関してはモンス氏自身が九州の工場や生乳を提供する酪農家を訪れて、製品試食や工場視察、牧場の飼育状況や搾乳施設を自身の目で確かめたという。

「ヨーグルトは鮮度の高い状態で食べなくてはいけない商品で、地球の半分を渡ってフランスからヨーグルトを日本に輸出したくなかったのでパートナーシップは必然だった。オーム乳業は我々と同じエコロジーなフィロソフィーを持っており、かつ我々がフランスで行っているのと同じ製造方法だ。工場から半径10㎞以内に酪農家があり、乳牛に配慮した非常に良い飼育環境で、そこで作られているミルクはフランスと同じ品質だった。

オーム乳業製造のミルク、生クリームを試食したが、驚いたのが生クリームの質の素晴らしさ。こんなにおいしい生クリームを作れるのなら当然おいしいヨーグルトもできると確信した。開発を共にした伊藤(一孝)常務はトランクに自社のミルクを詰め込み、税関でのチェックもスルーして(笑)フランスで試作を行った。フランスで作ったヨーグルト、日本で作ったヨーグルトの比較も行ったが、その差は微々たるもので、95%までフランス製に近い味を出せたのは奇跡的だと思っている。

チーム同士での技術交流も行われ、品質が確保できると判断して業務提携を行った。もともと家族の間だけで伝えてきた秘伝の技術を他の企業に提供するということは、我々にとってもとても重要なことであり、冒険ともいえるが、これは互いの会社の信頼に基づいてこそできるもので、オーム乳業はそれに値する企業だった」(モンス氏)

【AJの試食】口の中でとろけるクリーミーな味わいはヨーグルトの域を超えている!?

「モンス デイリー ヨーグルト」はオーム乳業が製造する国産ヨーグルト。技術提携はメゾンモンス、乳酸菌はフランスのbiochem社、ジャムはフランスのビオ生産者から調達し、工場から10km圏内の荒尾酪農協同組合(熊本県荒尾市)の生乳を使っている。パッケージは劣化しにくく、エコロジーの観点からフランス同様に瓶詰を採用。プレーン、ストロベリー、ブルーベリー、アプリコット、ミラベルの5種類で各600円(税別)。パッケージのスリーブにはQRコードを記載し、モンス氏の経歴やおすすめの食べ方などを紹介している。

紙のパッケージと封印しているプラスチックをはがし、日本人にとっては懐かしい付属の“牛乳瓶ふた開けピック”を使って紙ふたを取る。

「スプーンですくっても水気がたれないちょうど良いテクスチャー。酸味があまり無くなめらかさとフレッシュさがあり、まるでミルクを噛んでいるような味わい。最初にプレーンのまま食べてみてヨーグルトそのものの味を堪能し、次にジャムの味を確かめてみる。その後はそれぞれ好みに合わせて、別々に食べてもいいし、全部かき混ぜてもおいしくいただける」(モンス氏)

5種類の「モンス デイリー ヨーグルト」を試食してみた。口に入れた瞬間にとろけるクリーミーさ!モンスさんの言っていた“まるでミルクを噛んでいるよう”という言葉がまさにぴったり。酸味が少なくミルク感がたっぷり、しかもミルク由来のほんのりとした甘さもあり、ジャムなしのプレーンでもとてもおいしい。

モンスさんおすすめのフレーバーはミラベル(西洋スモモ)ジャム。ヨーグルトの部分をプレーンで味わい、ジャムを底からすくってジャムの味を楽しみ、残りはすべて混ぜ合わせていただいた。もともとアプリコットが大好きなのだが、ミラベルはアプリコットよりもまろやかな甘みで香りがとても良い。

ヨーグルトを食べるとお腹がゴロゴロするので普段はあまり食べないのだが、「モンス デイリー ヨーグルト」はあまりのおいしさに5種類すべて完食。不思議なことにこんなに食べたのにお腹もゴロゴロしなかった。

ヨーグルトは酸っぱくて苦手という人でも「モンス デイリー ヨーグルト」ならおいしく食べられると思う。しかし「デイリー」のネーミングでありながら、90gで600円はデイリーな価格ではない。品質はもちろん、瓶詰のパッケージにこだわっていることからこの値段となったが、フランスのメゾンモンスのヨーグルトもやはり高価格帯で、自分はお値ごろ価格の商品を食べて、健康のために子どもにはメゾンモンスのヨーグルトを与えているお母さんも多いのだとか。

フランスではプレーンを業務用としても販売しており、デザートやドレッシングなどに使われている。日本でも業務用が実現できれば、「モンス デイリー ヨーグルト」を使ったアレンジメニューを提供するパティスリーやレストランが出てくるかもしれない。

文/阿部 純子

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