アートや土地、生活スタイルなど、その魅力を追求し明確なメッセージを発信するホテルが増えている。宿泊者は滞在を通して、美意識や文化、その土地に息づく伝承を感じるだろう。そして、その体験は新たな発見や出会いをもたらしてくれるに違いない。
心地よい〝ちょうどよさ〟
無印良品の世界観を体験できる安らぎの空間
【東京・銀座】MUJI HOTEL GINZA
今年4月4日に、無印良品の思想を具現化した日本初のホテルがオープンした。コンセプトは「アンチゴージャス、アンチチープ」。いつもと同じ心地よさと、ホテルの非日常さが共存した、唯一無二の空間だ。インテリアは、木や土など自然素材を中心に使用。客室は9タイプで、畳敷きや2段ベッドの部屋もある。3〜4名で利用できる部屋もあり、家族旅行にもいい。また、GW、盆暮れであっても、室料は同じというシンプルさも無印らしい。客室のベッド、アメニティー、スタッフの制服の一部は、同じ建物1~5階にある無印良品の旗艦店で販売予定。ゴージャスな街・銀座に自然体で泊まる。このギャップも、魅力だ。
1室のみのスイートルームは52平方メートルと広く、最大で大人4人が泊まれる。1室2名5万5900円(消費税、サービス料込み)。本棚があるコーナーは畳敷き。
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