
貿易摩擦やポピュリストが世界的な経済情勢の中心となる中、金融引き締め政策と市場の不安定性への懸念も相まって、グローバル企業においては海外事業を適切に進めることがこれまで以上に求められている。
そんな中、マーサーは「2019年世界生活環境調査(Quality of Living Survey) ‐ 都市ランキング」 を発表した。
2019年世界生活環境調査 ‐ 都市ランキング
全世界のランキングでは、ウィーンが10年連続でトップを維持し、チューリッヒが僅差で2位となった。オークランドとミュンヘン、そして北米で10年連続最高位のバンクーバーがともに3位という結果となった。
シンガポール(25位)、モンテビデオ(78位)、ポートルイス(83位)は、それぞれアジア、南米、アフリカの各地域での最高位を維持した。バグダッドは依然ランキング最下位ではあるものの、安全性と保健医療面において大きな改善が見られた。一方で、カラカスは、政治・経済情勢が著しく不安定となり、生活水準は下落した。