人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

自律分散型のアプリケーション「DApps」で何ができる?

2019.05.07

【ブロックチェーンの実装へ】最近よく聞く「DApps」って何?

 ブロックチェーン界隈を賑わせているキーワードが「DApps」です。「Decentralized Applications」の略称で、自律分散型のアプリケーションという意味があります。データ管理にブロックチェーン技術を利用することにより、中央管理者が不要、ユーザー主体で、データの整合性を担保しつつ運用できる特徴があります。

DAppsの定義とは?「暗号資産が報酬でもらえるだけではDAppsではない」

ブロックチェーンを使って実現したアプリケーションと聞くと、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産がもらえるアプリケーションなのかという疑問が思い浮かびます。しかしこれは誤りです。「DApps」と定義するためには以下の条件が必要です。

■DAppsを定義付ける条件

1.アプリケーションがオープンソースで提供されている
2.ブロックチェーンによって実装されデータの中央管理者が不在でかつ分散保存されている
3.アプリケーション内で利用できる通貨(トークン)があり、ユーザーに報酬として支払われること

 仮にブロックチェーンで社内情報データを管理するシステムを実装したとしても、そのシステムのソースコードがオープンソースになっておらず、トークンの存在や報酬としての支払い要件がなければDAppsとは言えません。

 中央管理者が不在というのは、アプリケーションを実装するサーバーの管理者という意味ではありません。アプリケーションの中に保存する「データ」の管理者が存在しないという意味です。

 ところで、DAppsにはどのようなメリットがあるのでしょうか。まとめるとブロックチェーンの特徴が根底にあります。

■DAppsのメリット

・取引に透明性がある:ブロックチェーンに記録されたデータをユーザーが参照できる
・報酬をトークンで支払える:ブロックチェーン上に価値を記録しその価値をやりとりできる
・管理者の都合にユーザーが振り回されない:中央管理者不在でデータ管理を実現できるので、管理者による不正操作などができない

一方で以下のようなデメリットがあります

■DAppsのデメリット

・データ更新に時間がかかり即時性が求められるアプリには不向き:ブロックチェーンの同期間隔の時間分だけ処理を待つ必要がある
・データ管理費用(マイニングフィー)がかかる:ブロックチェーンに記録したデータを検証するためのコスト(マイニングフィー)やデータを記録するサーバーの維持コストがかかる
・トークンの価値が安定しない:中央管理者がいないため価値を決めるのはユーザーであるので、単位トークンあたりの価値が変わりやすい

 これらのメリット・デメリットを踏まえると、自律分散したネットワークでデータが管理でき、ユーザーが自由にトークンをやり取りし、データの即時更新が不要なサービスがDAppsに向いているといえます。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年10月16日(水) 発売

DIME最新号の特別付録は「カラビナ付きマルチツール」!激動のエアライン、超便利な出張ギアを大特集!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。