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話題沸騰の折りたたみスマホ「Galaxy Fold」と「HUAWEI Mate X」勝つのはどっちだ?

2019.05.03

■連載/法林岳之・石川 温・石野純也・房野麻子のスマホ会議

スマートフォン業界の最前線で取材する4人による、業界の裏側までわかる「スマホトーク」。今回は話題の折りたたみスマホについて議論します。

山折りと谷折り、どっちがいい?

房野氏:サムスンが「Galaxy Fold」を、MWCではファーウェイが「Mate X」を発表し、折りたたみスマホが一躍注目を集めました。実際に見て、どう思われましたか?

Galaxy Fold

Mate X

房野氏

石川氏:折りたたみスマホは、ファーウェイ、すごいなという感じ。ファーウェイの場合は、Mate Xをメディアに触らせて、自由に折り畳ませて、写真を撮らせて、動画を撮らせてと、ちょっとびっくり。サムスンはミラーの反射で写真が撮りにくいケース展示で、対照的だなと。ファーウェイの技術力の高さを思い知った。

石川氏

石野氏:実はGalaxy Foldもちゃんと出来ていて、キャリア関係者には触らせているらしいんですけど、あそこでメディアに触らせたら、みんな「Galaxy S10」に注目しなくなってしまうので、Galaxy Foldはあえてああいう風に隠したんじゃないでしょうか。

Galaxy S10

石野氏

法林氏:サムスンがGalaxy Foldを出したから、ウチもMate Xを出そうとか、ファーウェイがMate Xを出すみたいだからウチは先に出しておこう、みたいに互いに予想し合っていたんじゃないかな。

法林氏

石野氏:舞台裏で情報戦があった。サムスンが出したらファーウェイも出すと。

石川氏:情報をリークするメディアが良くない。3月下旬のAppleとファーウェイの発表会が重なったのも、おそらくメディアから情報が漏れて、結果、同じ週に発表会がぶつけられたんだと思う。

 それはさておき、同じタイミングで出たにも関わらず、Galaxy FoldとMate Xは折りたたみ方が谷折りと山折りとで違うのが面白かった。

石野氏:本当はここにモトローラが縦折りを出してくれたら、さらに面白かったのに。空気読めないなーって感じ(笑)

石川氏:ファーウェイのリチャード・ユーさん(ファーウェイのコンシューマー・ビジネス・グループCEO)のグループインタビューのときに、なぜ山折りにしたのかを聞いたら、その方が薄く作れるという話だった。

リチャード・ユー氏

石野氏:あと、軽くなるということと、変な仕掛けを入れなくてもAndroidが普通に動く、リサイズできるという話をしていました。

石川氏:サムスンはなぜ谷折りにしたのかということを、「Galaxy Harajuku」のオープニングに来日したDJ Kohさん(サムスン電子のモバイル部門CEO)がグループインタビューで質問されて、「細かい説明はしないけれど、2000年前の大発明である本は谷折りだ」という回答だった。

石野氏:落としたときにディスプレイが壊れにくいという利点もあると思う。ただ、サムスンはもっと反論してほしかったね。DJ Kohさんをもっと前面に出さないとダメですよね。

サムスン電子CEOのDJ Koh氏

石川氏:本社広報力の差が出たかな。

石野氏:韓国本社にもっとがんばってほしかった。本社の日本市場に対する対応がちょっとなぁ……。

法林氏:日本の広報さんはよく対応してくれたんだけどね。

石川氏:ほんとにそうだよなぁ。

法林氏:MWCでは、サムスンブースの中に例年通りプレス用の撮影エリアがあるらしいという話があって、日本にいる広報さんに調べてもらったところ「あるみたいだから、ぜひ行って使ってください」ということだったんだけど、石川君が行ってみたら、そういう場所はないと。

石川氏:最初は「入るのにシールがいる」って言われたんですよ。諦めかけていたら、知り合いのサムスンの人を楽天のブースで見かけて、シールが欲しいって頼んだんです。でも、ちょうどそのとき楽天のイベントがあったので、他の人にサムスンブースに行ってもらってシールをもらったんだけど、結局、そこにメディアの撮影用ブースはなかった。

法林氏:会議室しかなかった。日本のサムスンの広報さんは遠隔で何度も本社とやり取りして、「現地のこの人にコンタクトをとってください」ということまでやって、我々が入れるようにしてくれたのに、いざ蓋を開けてみたら、そんな場所はなかった。

石野氏:それをいうと、サムスンはあんなタイミングで、アメリカで発表会をするなという話なんですけどね。

法林氏:サムスンがなぜ、翌週がMWCというあのタイミングにサンフランシスコで発表会をやったのか。あえてバルセロナで発表しなかったのはなぜなのかってことがあって、どうも鬼(ファーウェイ)の居ぬ間にアメリカ市場は俺(サムスン)が全部握るという意志が見え隠れする。それは分かるんですけど、ちょっと不思議なやり方だった。

石野氏:おかげで大変でしたからね、日本乗り継ぎが。フライトが遅れそうだったので、キャビンアテンダントさんに、どうなりそうですかと聞いたら、反対に「どこに行かれるんですか」と聞かれて。スペインですと言ったら「は?」って呆れられましたから(笑)

それはいいとして、サムスンのGalaxy Foldも面白そうではある。確かにリチャードさんが言うように、片側は両面にディスプレイが付いているので少し厚くなるけれど。でも、実際に折り畳んでみてわかったんですけれど、ファーウェイのMate Xは画面が切り替わるタイミングで、間違ってアイコンを押しちゃったりするんですよ。撮影しているときに、アルバム内の人の写真が出てきて、撮り直しになることがちょいちょいあった。そういうわけで、外折りタイプは切り替えのタイミングで若干、誤操作する心配があるかなと。

石川氏:落としたときに大丈夫かなって、すごく心配。

石野氏:心配ですよね。

房野氏:それでカバーを付けると本末転倒な感じがしますしね。

石野氏:あと、単純に値段ですよ、値段。Galaxy Foldの1980ドル(約22万円)が安く感じましたからね。さすがに30万円弱(2299ユーロ)はないだろうっていうのが正直なところですかね。リチャードさんは、タブレットとスマホ2台分って言っていたけれど。

石川氏:いやいや。

石野氏:「Mate 20 Pro」と「MediaPad M5 Pro」を合わせても15万円にならないだろうって言おうとしたんですけど、「iPhone XS Max」と「iPad Pro」の合計だと、確かにそれくらいしますね、ハハハって。

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