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iPhone 5Gの発売はいつ?ここまで進んでいる世界の最新スマホ事情

2019.04.29

ファーウェイのすごさを改めて感じたMWC

房野氏:通信速度はどのくらいになるのでしょうか。

石野氏:理論値で数十Gbpsじゃないですか。Sub6帯だとファーウェイの「Mate X」で受信時4.6Gbpsですね。

法林氏:Mate Xは、Sub6帯だと受信時が最大4.6Gbpsで送信時が最大2.5Gbps。ミリ波だと、受信時が最大6.5Gbpsで送信時が最大3.5Gbps。恐ろしいのが、5GとLTEのキャリアアグリゲーションだと思うんだけど、受信時が最大7.5Gbpsになっている。

房野氏:速いですね。

法林氏:光回線でも家庭に入る最大値が10Gbpsですからね。恐ろしいですよ。もちろん、それをシェアするので実際はもっと遅いでしょうけど。

石野氏:びっくりしたのが、ファーウェイが端末に実装するレベルでクアルコムのモデムよりも高速なものを載せてきたこと。ついにここまで来たかって。

石川氏:やっぱりファーウェイはすごいって思った。基地局を作っていることもあって、それとの相性もいいだろうし、技術力もあるしお金もあるし。昨今、アメリカと揉めているけれど、MWCに参加している企業や業界関係者は、ファーウェイがいないとこの業界はやっていけないってことが分かったような気がする。ファーウェイを排除することがいかに意味のないことで、この業界にとって足を引っ張ることなのかを実感したと思う。

石野氏:実際、MWCが始まる直前に、GSMA(MWCを主催している業界団体)が各国政府に慎重な検討をするように求める要請文を出していた。

法林氏:通信速度に関して今回の発表会のスライドで見たのが、Snapdragonの「X50」だとSub6帯で最大2.3Gbps。「Exynos 5000」、つまりGalaxy S10 5Gに載っているものも2.3Gbps。それに対してMate Xに載っているのは4.6Gbpsなので2倍速い。

石野氏:正直、2.3Gbpsだと、LTEのカテゴリー20とたいして変わらない。

石川氏:ソニーのブースでスピードテストをしていたけれど、それは2Gbpsくらいだった。端末とアンテナの距離が本当に近くて2Gbpsですよ。

房野氏:調整が難しそうな感じでしたが、将来的にはもっと遠くから受けられるようになるわけですよね?

石川氏:28GHz帯の電波だと200メートルくらいしか飛ばない。

房野氏:ハンドオーバーとかも難しいのでしょうか。

石野氏:ミリ波同士だと難しいですけど……

法林氏:ミリ波しかないわけではないので。

石野氏:Sub6帯とかと組み合わせて使っていくことになる。

法林氏:スタンドアローンは最初、完全にスマホのものだと思わない方がいい。あくまで組み込み系だと思った方がいいです。アンテナをうまく配置できるようになってくると、スマホでも影響なくミリ波をプラスαとして使えるようになる。当然、キャリアアグリゲーションできるはず。キャリアアグリゲーションは、いつのまにか5波とか7波とか束ねるようになっているので、進化がどうなるかは分からないですよ。

石川氏:将来的に、遠隔医療だ、建設機器の遠隔操作だとなっていくので、産業構造を変える可能性がある。ドコモやauがパートナーを募って5Gを活用してくださいと言っているのも、いろんな企業に使ってもらいたいから。

房野氏:固定回線との棲み分けってどうなるんでしょうか。

石川氏:たぶん、なくなると思いますよ(どんどん入っていくと思いますよ?)。

法林氏:アメリカはラスト1マイルを5Gに置き換えている。ファーウェイの発表会で紹介されていたCPE(ユーザー宅内機器、家庭用Wi-Fiルーター)の中には窓側に付ける防水対応のCPEがあった。

石野氏:ドコモの吉澤さんに聞くと、あまりFWA(Fixed Wireless Access)は考えていないみたいなことを言っていて、やっぱりそうかと思った。

法林氏:グループ的にね。

石川氏:ソフトバンクが考えていると思う。

石野氏:吉澤さんはFWAは考えていないと言うわりに「SoftBank Air」について、「あれを光に含むのはどうなんだ」とめっちゃ文句を言っていましたけどね(笑)

......続く!

次回は、楽天のクラウドネットワークについて話合います。ご期待ください。

法林岳之
法林岳之(ほうりん・ たかゆき)
Web媒体や雑誌などを中心に、スマートフォンや携帯電話、パソコンなど、デジタル関連製品のレビュー記事、ビギナー向けの解説記事などを執筆。解説書などの著書も多数。携帯業界のご意見番。

石川 温
石川 温(いしかわ・つつむ)
日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、2003年に独立。国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップルなども取材。NHK Eテレ「趣味どきっ! はじめてのスマホ」で講師役で出演。メルマガ「スマホで業界新聞(月額540円)」を発行中。

石野純也
石野純也(いしの・じゅんや)
慶應義塾大学卒業後、宝島社に入社。独立後はケータイジャーナリスト/ライターとして幅広い媒体で活躍。『ケータイチルドレン』(ソフトバンク新書)、『1時間でわかるらくらくホン』(毎日新聞社)など著書多数。

房野麻子
房野麻子(ふさの・あさこ)
出版社にて携帯電話雑誌の編集に携わった後、2002年からフリーランスライターとして独立。携帯業界で数少ない女性ライターとして、女性目線のモバイル端末紹介を中心に、雑誌やWeb媒体で執筆活動を行う。

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