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専門家がアドバイス!仕事のスキルアップを図って大型連休を有意義に過ごすヒント

2019.04.30

2.未完了案件の棚卸し

●やろうと思った理由

「未完了案件を抱えていると、心からリラックスできず、休みが残り少なくなってくると、ソワソワしたりわけもなく焦ってきたりと、心ここに在らずの状態で、休みを心から楽しめないことが多かったため、行いました」

●やるメリット

「なんとなく先送りにしたままの『未完了案件』は、私たちが思っている以上に無意識に私たちのエネルギーを消耗し続けます。『あの曲名ってなんだっけ?』と、ふと気になることがあって、その時は思い出せなかったとしても、数日後に突然、『ああ、あの歌だ!』と思い出すことがあるのは、自分ではまったく意識することがなくても、脳はその歌に関する情報を頭の中で一生懸命に検索してくれているからです。

あなたがもし『睡眠時間をちゃんと確保していても、疲れが残ってしまう』『休みの日なのに、過去の失敗や余計な不安事などが頭をよぎる』と感じるのは、『寝ている間も、脳が一生懸命、未完了案件を検索している』せいで、脳のデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)という領域が過剰に活動しているからといわれています。このDMNは脳が使うエネルギーのうち60~80%も消費してしまうといわれており、脳を休ませるにはDMN活動の原因の一つとなっている『未完了案件』の整理整頓が大切です。

書き出してみるだけでも、かなり頭がスッキリします。こうやって整理整頓することで、頭が軽くなるので、みるみる活力が湧いてくるでしょう」

●やり方

【STEP1】未完了案件を洗い出す
次の2つの未完了案件について、どんな些細なことでも、思いつく限り、一度ノートに書き出してみる。

◆「やったほうがいいとわかっているのに、先送りしていること」
(例)
・デスクの引き出しの内に詰め込んだ書類を整理すること。
・パソコンのデスクトップに一時的に保存しているファイルを整理すること。
・仕掛っている案件について上司に相談すること。

◆「やると決めたのに、先送りにしていること」
(例)
・アマゾンで購入したのに読まずに積んでいること。
・家族で食事に行くと約束したのに行けていないこと。
・休肝日を設けると妻に約束したのに実行できていないこと。

【STEP2】実行の可否判定
書き出したものについて、「結局、やるか、やらないか」を確定する。「もうやらない」と決めたものは、線を引いてノートから消す。「やっぱり、やるベきだ」と決めたものは、いつ始めて、いつまでに終わらせるのか日付を書き込む。

【STEP3】実行
線を引いて消したものは、頭の中から完全に追い払ってスッキリさせる。また、期限を書き込んだ項目は、その期限を遵守するべく行動を起こす。

3.ワーキングメモリをリセットし解放する練習

●やろうと思った理由

「ゴールデンウィーク明けには、普段の処理能力を超えるほどの情報が入ってきてしまい、脳の処理機能が悲鳴をあげて、集中しているつもりでも、うっかりミスをしてしまい余計に仕事を増やしてしまうことがありました。かといって心の準備をしておこうと、アレやコレや休み中に心配してばかりいると、仕事を始める前から頭の中がネガティブ情報でいっぱいになってしまい、休みを満喫できないばかりか、いざ仕事が始まっても仕事の効率が上がらないなんてことに。こういった経験を繰り返しながら、大量の業務処理に耐えられるように、脳を意図的にリセットする練習をしておくことが大切だと思い、行いました」

●やるメリット

「ゴールデンウィーク明けに、たまった一気に仕事を片付けるためには、脳の『ワーキングメモリ(working memory)』を解放し、脳の処理速度をいつも以上に上げる準備をしておくことが役立ちます。ワーキングメモリとは、一時的に情報を脳に記憶したり処理する能力のことです。もともと許容量が少ないワーキングメモリに、次から次へと処理しなければならない情報が入りワーキングメモリが圧迫されると、大事な情報をスピーディーに引き出せなくなったり、うっかりミスを引き起こしてしまったりします。ですから、ワーキングメモリをうまく解放する練習を、まとまった休みの取れる大型連休を利用して行うのがおすすめです」

●やり方

「基本的には、マインドフルネスの考え方と一緒で、自分が、『いま、ここ』でやっている行動を強く意識することで、余計な情報がワーキングメモリに蓄積するのを防ぐとともに、解放していきます」

(例)ご飯を食べるという行為で、ワーキングメモリを解放する練習

・私はいま、右手に持っている箸でご飯の塊をつかんでいる
・私はいま、その箸を口に近づけている
・私はいま、口を開けて、そのご飯を口の中に入れている
・私はいま、ご飯を噛み砕いている
・私はいま、ご飯の甘みを感じている
・私はいま、唾液が出てくるのを感じている
・私はいま、ご飯を飲み込もうとしている
・飲み込んだご飯が、食堂を通って胃に落ちていくのを感じている

「こんなふうに、自分が『いま、ここ』でやっている動作を細かく分解し観察しながら頭の中で解説していきます。ご飯を食べる以外にも、呼吸、歩く、立ち上がる、靴を履くなど、普段、意識することなくやっていること、丁寧に観察していきます。やってみると、かなりもどかさを感じてしまうので、まずは1〜2分を目安にして、少しずつ練習を重ねてみましょう。ゴールデンウィークが終わる頃には、10分くらいやれば『いま、ここにいる感覚』を体感的につかむことができると共に、なんとなく頭が軽くなっていることに気付けると思います」

ゴールデンウィーク中にスキルアップをしたいが、何をすれば良いかわからない、迷っている、もしくは何かもやもやしているといったことがあれば、ぜひ今回紹介されたことに取り組んでみてはいかがだろうか。

【取材協力】
吉田こうじさん
仙台を拠点に、ビジネスと心理学を融合させたモチベーティブで実践的な研修が人気。また、海外やプロアスリートなどクライアントの予約待ちのメンタルトレーナーとして、AI(人工知能)には決して真似のできない「心の悩み」「自分らしく幸せに生きる」分野で精力的に活動中。著書「上司が熱く語るほど部下がドン引きするワケ」
https://www.nlp-breakstate.net/

取材・文/石原亜香利

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