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「14歳未満で1つの競技に専念するとケガをしやすい」米カリフォルニア大学研究

2019.04.22

14歳未満で一つの競技に専念すると怪我をしやすい?

若い運動選手は、14歳になる前に一つのスポーツ競技に専念すると怪我をしやすい可能性があることが、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)整形外科のBrian Cash氏らの研究で明らかになった。

研究の詳細は、米国整形外科スポーツ医学会(AOSSM)および北米関節鏡学会(AANA)の合同会議(AOSSM/AANA Specialty Day、3月16日、米ラスベガス)で発表された。

米国では、約6000万人の子どもが団体スポーツに参加している。このうち14歳までに特定の競技に専念し、大学の奨学金を獲得したり、プロになるのを目指す子どもが増えているという。

Cash氏らは今回、あるスポーツ施設に所属する運動選手652人を対象に、競技を特化した経験やその理由、練習量、外傷や手術の経験について調査を実施。有効回答が得られた202人を対象に分析した。

その結果、14歳未満の早い時期から一つの競技に特化していた選手では、複数の競技を行っていた選手に比べて外傷を経験した割合が高く(約87%対74%)、複数の外傷を負っていた割合も高いことが分かった(64.6%対49.4%)。

また、こうした選手では怪我のために競技に参加できない期間も長かった(平均で約15週対7週)。

また、競技を一つに特化することには利点もあれば欠点もあることも分かった。早い時期に競技を一つに絞った選手は、そうではない選手に比べて大学の奨学金を受け取る確率が高かった(約93%対約83%)。

しかし、全額支給の奨学金を受けている選手では、骨折などの外科的外傷を複数回、経験している割合が高かった(11.7%対3.5%)。

さらに、高校に入学する前までに、代表チームで週に28時間を超える運動をしていた選手は、週に28時間未満だった選手に比べて複数の外傷を経験している割合が高かった(90%対56.7%)。

しかし、スカウトを受ける確率や奨学金を得られる確率については、一つの競技に特化したかどうかで差は認められなかった。

Cash氏は「スポーツに参加することは、子どもにとって健康を維持するだけでなく、奨学金を得られるといった面でも素晴らしい方法だ」と述べている。

一方で、同氏は「今回の研究から、14歳になる前に一つの競技に専念はせず、練習時間を週に28時間未満とすることで、子どもが怪我を負うリスクを最小限に抑え、体育大学や一流チームで長期にわたって活躍できる可能性があることが示された」と付け加えている。

なお、学会発表された研究結果は、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは一般に予備的なものとみなされる。

構成/編集部

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