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2019.04.22

手帳、マイク、乳幼児とのコミュニケーションを支援する「ベビーテック」が日本の子育てを変える

昨今、子育てアイテムのデジタル化、IoT化が進んでいる。前編では、ネットにつながるIoTベビーカーのアイデアや、授乳室検索アプリについて取り上げた。

後編では、さらに範囲を広げて、世界のベビーテック最新事情を、ベビーテック専門メディア「BabyTech」を運営する株式会社パパスマイル代表の永田哲也さんにインタビューした内容をお届けする。

国内外のベビーテックのトレンド

日本を含めた世界のベビーテックはどの分野が最も目立っているのか。永田さんは、一番進んでいる分野について次のように話す。

「共通して目立つのは、午睡(昼寝)の体位、呼吸の見守りです。世界的に課題となっている『乳幼児突然死症候群(SIDS)』に対し、発症リスクの高いうつぶせ寝や、呼吸異常発生を監視するものです。日本では子どもの衣服やマットレスにつけたセンサーが監視するタイプ、海外ではカメラが映像的に監視するタイプのものが多くみられます。

日本のベビーテックで進んでいる分野といえば、幼児教育や保育施設向けの業務管理や園児管理、保護者向け便利ツールといったアプリケーション系が多いです」

近年のベビーテック技術の傾向

近年のベビーテックの技術は、どんな傾向があるのだろうか?

「これまでは、センサー技術で乳幼児のデータが取れる、カメラ映像や音声解析で状態がわかる、といったハードウェア、そして管理や記録、検索系ツールといったソフトウェアで、ICT、IoTが育児にも活用できることを立証していくようなスタイルのものが多くみられました。例えばハードウェアでは、多人数を一括で見守ることができるものが増え、小児科病棟や保育施設での活用事例も増えています。ソフトウェアでは、これまでのツール等で収集したデータをもとにした分析と連携活用が進んでいます」

乳幼児とのコミュニケーションを支援するベビーテック

先日、行われたピジョン株式会社のIoT活用ベビーカーのアイデアを競う5大学の学生アイデアコンテスト『ベビーカソン』では、大学生たちがベビーカーに取り付けたセンサーで赤ちゃんの乗り心地や興味関心などを読み取り、親に伝える、乳幼児と親とのコミュニケーションをサポートする機能アイデアが目立った。

こうした親と子のコミュニケーションをサポートするような機能を持つベビーテックは実際に存在するのだろうか? 永田さんは次の2つのベビーテックを挙げる。

1.株式会社ファーストアセント「パパっと育児@赤ちゃん手帳」

「これは子育て記録のできる手帳アプリですが、赤ちゃんの泣き声から感情を分析する『泣き声診断』機能があります」

2.株式会社Cerevo「Listnr(リスナー)」

「これはスマートマイクです。2歳頃までの乳幼児の声を『泣く』『笑う』『ぐずり』『喃語(乳幼児が発する言葉にならない声)』として認識し、スマートフォンに通知します」

前編では将来、ベビーテックは、インフラへと発展していく未来が示されたが、より親と子のコミュニケーションが深まる可能性も、未来のベビーテックには期待できることがわかる。

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