
寒さ厳しかった1月~3月は、家でまったりとテレビを見ていたという人も多いはず。そんなテレビへの関心が高まりそうな1月クールにおいて、特に視聴者を画面の前に釘付けにした番組というと、いったい、何になるのだろうか?
そこで今回、人体認識技術を用いて、テレビ視聴者の視聴態勢から「視聴質」データを取得・提供する会社「TVISION INSIGHTS」が発表した「2019年1月クール テレビ番組視聴質ランキング」を紹介していきたい。
NHK『いだてん』が首位。放送局別ではTBSが5番組、NHKとテレビ東京が4番組ランクイン
■2019年1月クール テレビ番組視聴質ランキング(個人全体)
1月クールより始まった大河ドラマ『いだてん』が個人全体でトップに。視聴率が10%を切るなど低迷している同番組だが、滞在度・注視度はどの他の番組よりも高いという結果になった。
男性ランキングでは、テレビ東京『YOUは何しに日本へ?』が1位に。女性全体ではジャンル別で唯一の音楽番組『うたコン』がランクイン
■2019年1月クール テレビ番組視聴質ランキング(男性全体)
個人全体・女性ランキングではドラマがトップとなったが、男性全体はバラエティ『YOUは何しに日本へ?』が1位となり、すべてのランキングのなかで最も高い視聴質となった。
2位のドラマ『いだてん』とともにVI値×AI値のスコアが高く、男女でいうと、男性のほうが好きな番組への関心が高いことがうかがえた。
■2019年1月クール テレビ番組視聴質ランキング(女性全体)
ジャンル別で唯一の音楽番組『うたコン』が17位にランクインし、女性ならではの嗜好が表れる結果となった。また、男性ランキングには少なかった平日の番組が多くランクインしており、女性のほうが平日に番組を専念視聴している傾向があることがうかがえる。
※注釈
・対象番組は2019年1月1日(火)~3月31日(日)に放送された15分以上の番組のうち、5回以上放送があったもの。そのうち、世帯視聴率5%未満、延べ接触回数が20回未満(共に当社計測値)、再放送のいずれかに該当する番組は除外している。
・小数点3位以下は四捨五入。
・同じVI値×AI値の場合は、小数点第3位で順位をランキングしている。
出典元:TVISION INSIGHTS株式会社
構成/こじへい